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Friday Column

No.499

『2015年をちゃらっと振りかぶって』

あぁ、時が経つのはホントに早いものですね。

きゃりーちゃんにサインのことを認めてもらったうれしさのあまり書いた前回のコラムの後、柄にもなくアルバム制作などに没頭してしまったため、気がつきゃあれから丸々7ヶ月も経っていました。「あっという間」ってのはこのことなんですね。いやぁ、時が経つのはホントに早いものです。このペースで行くと、もうすぐ来年のクリスマスですよ、マジでマジで。

はい、というわけで、なにがどうあれ久しぶりの今回の【金曜コラム】は、2015年をちゃらっと振りかぶってみたいと思います。

唐沢年明けから、シングル『桜ナイトフィーバー/表参道』のレコーディング。2月からは【弾き語りばったり #19 今ここでエンジンさえ掛かれば】の後半が再開します。6月、初の稚内公演はとても感慨深い最終日でした。その後は様々なライブイベントにお呼ばれしながら、並行してアルバムレコーディングをやってました。で、現在は小樽、じゃなくて現在にイタルタス通信みたいな感じです。

2015年の公演数をまとめてみますと、【弾き語りばったり #19】後半が19公演、イベントが11公演の計30公演。前年よりはやや少なかったようですが、しかし、出演者が複数のイベントこそ、それぞれの単独ライブでは絶対に観ることの出来ないものを演るべきですし、そんなすべての公演に真剣に力を注ぎましたので、そういう意味では充分な本数だと思います。

3月のKくんのライブシリーズ【”K”olors】では、Kくんと私で“K-KAN”ということで、警察官になって、共作曲『赤字のタンゴ』を演奏しました。もっとも神経を尖らせたのはやはり10月の【靱公演 MUSIC FESTA 風のハミング】でした。12月は横浜での馬場くんのライブで『クリスマスに吠えろ!』という刑事モノを。2日後には新国立劇場で弦楽四重奏とのコンサート。このアレンジにもとても多くの時間を費やしましたし、また、同じ時期にまったく異質のものを作るってのも、とっても楽しくやり甲斐がありました。福岡での【World Heritage Munakata 2015】が台風接近で中止になったのはとても残念でした。そんななか、最も素敵な思い出は、9月の隠岐の島でのイベントに向かう途中の米子空港で、佳子さまをお見かけできたことです。

では、逆に、2015年に観せていただいたライブを、敬称・公演名を略して列記します。

 2月10日(火) K with TRICERATOPS/青山・月見ル君思フ
 2月28日(土) 一青窈/六本木・EX THEATER
 3月29日(日) 山崎まさよし&和田唱/品川・インターシティホール
 4月21日(火) スキマスイッチ/神奈川県民ホール
 4月28日(火) Paul McCartney/日本武道館
 5月27日(水) Mr.Children/横浜アリーナ
 6月20日(土) 熱海五郎一座/新橋演舞場
 6月25日(木) Maria Magdalena Kaczor/サントリーホール
 6月28日(日) スターダスト☆レビュー/中野サンプラザ
 7月12日(日) 菅原龍平&林幸治/下北沢・CCO
 7月27日(月) aiko/ZEPP TOKYO
 7月31日(金) K with 宮田和弥/渋谷・LIVING ROOM CAFÉ
 8月30日(日) Ako’s Family Gospel Choir/文京シビックセンター
 9月 2日(水) Maroon 5/横浜アリーナ
 9月 5日(土) 馬場俊英/札幌・cube garden
 9月27日(日) Perfume/日本武道館
10月21日(水) Daryl Hall & John Oates/東京国際フォーラム A
11月12日(木) 平井堅/仙台サンプラザ
11月17日(火) Teresa Carreño Youth Orchestra of Venezuela/東京芸術劇場
11月29日(日) きゃりーぱみゅぱみゅ/札幌・ニトリ文化ホール

以上、前年と同じく計20公演。6月の熱海五郎一座とは、ひょんなところでお知り合いになれた三宅裕司さん率いる爆笑演劇。同月のMaria Magdalena Kaczorさんは、ポーランド出身のパイプオルガニストさんです。11月のTeresa Carreño Youth Orchestra of Venezuelaとは、ベネズエラの若いオーケストラ。これも楽しかったですね。日本のクラシックはまだまだ学門的なニュアンスを拭い去れませんが、本来“音楽”なのだということを存分に楽しめるフルオーケストラでした。

それにしても3月の山崎くんと唱くんによる【ヤマショウのマーチ】は特別におもしろかったぁ! 二人ともめちゃくしゃ上手いし、それでいて腹の底から声だして笑えましたし、構成も素晴らしかった。今年の邦楽ベストライブです。いや、Perfumeもきゃりーちゃんもベストです。

そして、なんと言っても、4月のPaul McCartneyさんの日本武道館。こりゃぁもう、私にとって教祖さまですからね。10万円なんてなんでもないです。武道館だったので、ドーム公演のようなビジュアル演出が全くなく、その分、ステージ上の演奏に完全に集中できたのも良かったです。同じ空間にPaulさんが居て演奏してる、それだけで大満足なんです。全曲一緒に歌えますしね。そういう意味では、きゃりーちゃんも同じです。そこにきゃりーちゃんが居て、歌って踊ってるってだけでめちゃくちゃうれしいのです。全曲一緒に歌えますし。ま、こちらはきゃりーちゃんの1オクターブ下で歌うんですが。

お席をとっていただいたみなさま、ありがとうございました。

プライベートでの海外旅行は3度。
6月は2年連続3度目のインド・デリーへ単身旅行。今回は“ポエムライティングジャーニー”ってことで、あくまでアルバムの歌詞を書き上げる名目での旅でしたが、ふたを開けてみると、平井堅さんの『ソレデモシタイ』のMVロケ地をのんびり巡るという楽しい3日間になりました。ここでは、『ニューデリーで練乳出り〜』というワールドワイドダジャレフォトを撮ってきました。これは是非みなさんに見ていただきたい作品ですので、遠くない将来の【金曜コラム】に掲載したいと思います。

7月は愛妻と義母とアメリカ帰りの姪っ子ちゃんとで中国・大连へ。私の初海外の地に27年ぶりの3泊4日でした。年末は愛妻と私の母と兄夫婦とで中国・青岛へ3泊4日。時間つぶしに行ってみた【青岛啤酒博物馆】は思いのほかおもしろく、気がつきゃ2時間半も居ました。

さぁ、では、そんな2015年に発表されて私が聴いたもののなかから私ひとりが勝手に選ぶ【Album of the Year 2015】の発表に移りたいと思います。まずは過去の受賞作品から。

2004 Songs About Jane / Maroon 5
2005 A Time To Love / Stevie Wonder
2006 Morph The Cat / Donald Fagen
2007 It Won't Be Soon Before Long / Maroon 5
2008 優秀作が多数あり選考不能(Perfume・Mr.Children・平井堅さん他)
2009  (Triangle) / Perfume
2010 Documentary / 秦基博
2011 JPN / Perfume
2012 Scramble / ASKA
2013 NEW / Paul McCartney
2014 ONE MIND / ウルフルズ

2015年に聴かせていただいたアルバムで、なんと言っても凄かったのは、Mr.Childrenの『REFLECTION {Naked}』、なんつったって23曲ですよ。これはもう凄すぎてね、もう、ごめんなさい、許してください、って感じです。なんていうんでしょうか、ハードルが上がりすぎるというか、いや、こっちは必死でハードル競技やってるのに、目の前で棒高跳びされちゃったような、そんな感じです。棒持ってないし、みたいな。この作品を【Album of the Year】にしちゃったら、今後、私も含めたみんなのためにならないと思いました。で、ウルフルズの『ボンツビワイワイ』も素晴らしかった。2年連続リリースでこのクオリティには帽子もかぶってないのに脱帽です。しかし、なにしろ前作が良すぎましたからねぇ。Kくんのアルバム『Ear Food』も素晴らしかった。ベースレスというチャレンジングな作品でしたが、いやぁ、実力を見せつけらました。ゆくゆくは全曲作詞作曲のアルバムを聴きたいですね。

というわけで、発表します。

私ひとりが勝手に決める【Album of the Year 2015】は・・・・・


秦基博くんの『青の光景』です!


はぁい、5年ぶり2度目の受賞おめでとうございます。

振り返れば、2015年の秦くんは、次々に迫り来る大きなプレッシャーに屈することなく果敢に戦い続けた1年だったことでしょう。端から見ているだけでもその壮絶さは充分に伝わっていました。そんな中、私の【弾き語りばったり #19】3月の函館公演に、イカを食べるためだけに、“シークレットゲソト”としてやってきてくれたのが、遠い遠い昔のことのように思えます。

そんなあげくにリリースしたアルバム【青の光景】は、期待を裏切らないヴァリアスで高いクオリティの楽曲が並ぶ、まさに、戦いに勝利した1枚だと言えます。

1月16日(土)のSTVラジオ【KANのロックボンソワ】は、秦くんをゲストに迎えての爆笑ロングインタビューをお届けしますので、どちらさまもお聴き逃しなく。

ところで、そんな秦くんも毎週の更新を楽しみにしていたというこの【金曜コラム】なんですが、んんん、どうしましょうか。

この【金曜コラム】を7回しか書かなかった2015年でしたが、それ以前の私は、毎週毎週なにを書こうか、どう書いたらおもしろくなるか、ということを、ホントに毎週毎週考えていたわけで、そのエネルギーを作詞に向けてみるとどうなるのか、と試してみたところ、あらららら、アルバムが出来ちゃったわけですよ。よかったじゃないですかぁ、ねぇ、よかったよかった。

じゃぁ逆に、この【金曜コラム】をキッパリやめちゃえば、来年もアルバムが出来るのか? と問われれば、そんなことわかるわけないじゃないですか、ねぇ。

ま、とにかく、書きたいことや言いたいこと、見ていただきたい写真は多く溜まっていますので、書く気になりゃぁ、ってゆうか頭がそういうモードに戻れば定期更新は不可能ではありませんが、いや、でも、せっかく制作モードになって、アルバムが完成した現在でも頭の中がまだそのモードのままでいるような今の私ですから、このままにしておきましょうよ。つまり、定期継続更新はせず、書ける時に書く、ってことで御理解いただければと思います。

そんな【金曜コラム】を休んだおかげで完成に至った新作アルバム【6×9=53】は、充分に時間をかけた納得度の高い作品です。だいじょぶです。かなりおもしろいので御期待ください。付属DVDのReording Ducumentaryも、よりリアルにその制作過程を見ていただけることでしょう。発売が近くなったら自主全曲解説なども当サイトにアップしようと思っていますのでお楽しみに。

というわけで、遅くなりましたが、おけましてあめでとうございます。

今年は【芸能生活29周年記念 特別感謝活動年】ということで、その活動イメージをすでに発表しています。これまでになく猿のような1年にしていきますので、ハイセンスなみなさまはお小遣いを多めにキープしながら、よろしくおつきあいいただければと思います。

では、今年の活動イメージには記載されていない秘密のお仕事から始めます。

青岛啤酒博物馆にて
2016/01/03


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