No.468
『変態写真』
はい、今日は思い切って公開します。それも何枚も何枚もです。
いや、私のじゃないですよ。 そりゃぁ私は自他ともに認める変態ですけど、自分の変態写真を何枚も公開するほどの変態になるにはまだまだ経験が浅すぎます。
蝉です。蝉の変態写真です。
それは、7月13日のサンデーモーニング。いつものように雨戸を開けて、庭を眺めていると、ん? な〜んすかそれ?
庭に出て近づいて見てみると、それは今まさに幼虫から羽化して成虫になろうとしている蝉でした。
小さい頃はニイニイゼミやらアブラゼミやらクマゼミやら代々木ゼミやら、いろいろ採ったりしたものですが、このような瞬間を見るのは、う〜ん、初めてです。なので当然、写メ撮ります。
しかし、それは瞬間ではなく、かなり時間のかかる変態でした。
では、写メの画像ファイルに記録された撮影時刻入りで、その変態状況を見ていただきましょう。
| |
07:14:27 | 07:14:41 |
発見当初です。すでに身体半分以上が外に出ようとしてる状態です。うぉ〜、って感じです。
| |
07:28:51 | 07:29:06 |
その14分後。もう体全体が外に出ましたが、まだ色白です。
| |
07:42:44 | 08:02:32 |
その13分後、さらにその20分後も、あまり動きはないようです。 写真の色の感じが違うのは、蝉の色が変わったのではなく、ピントをロックするポイントで携帯のカメラが光り関連を勝手に最適化するためだと思います。
| |
08:56:07 | 08:56:25 |
50数分後。お、体位を入れ替えてきました。もうすっかり蝉の佇まいです。
| |
09:28:50 | 09:29:03 |
その30分後。さぁ、いよいよですかね。ここからは目が離せない状況です。 成虫になって飛び立つ瞬間の撮影に成功したら、それはかなりレアですし、私もかなりのアレですよ。
しかし・・・
| |
09:43:48 | 09:43:57 |
ほんの14分後、蝉はすでに飛び立っていました。 ま、そんなもんでしょう。蝉は蝉なりに自分の人生ですご〜く変態な時に、いちいち写真撮られちゃかなわないでしょう。私が目を離したスキを見て、今だ!と飛び立っていったのでしょう。
|
09:37:49 |
そして、その抜け殻は芝生の上に落ちました。 私自身こういうのを見たのは初めてなんですが、蝉って、こんな細い草ってゆうか茎みたいなとこで、このような変態行為をするもんなんでしょうか。それともこれは蝉的にはかなりレアなシチュエイションなんでしょうか。
で、えっ?、ちょっと待ってくださいよ。
気づいたんですけど、芝に落ちた写真の時刻記録は「09:37:49」で、その前の、抜け殻がまだ茎につかまっている写真は「09:43:48」と「09:43:57」です。
えぇぇ〜!? ってことは、なんですか!? 一旦芝生に落ちた抜け殻は、「やっぱ、もうちょっと」ってことで、茎に戻ったってことですか? 蝉は成虫として飛び立ったのに、それは抜け殻ではなく、まだ充分に生きていて、意志を持って移動した、ってことですか!?
もとの画像ファイルの時刻記録を何度確認しても、間違ってません。ってことは、私の携帯のカメラの時計が時々テキトーってことでしょうか。今の時代にそれは考えにくいですよね。じゃぁ、なんだろう???
と思って、もう一度冷静になって画像ファイルの時刻記録を見てみたら・・・、あ、なぁ〜んだ、すいません、オレです。
「P2014_0714_093749」、つまり次の日、7月14日、マンデーモーニングの9時37分ってことです。
次の日になって、「アレどうなったかな」と思って見てみたら、落っこちてたんで一応撮っといた、ってことですね。失礼しましたぁ〜!
これを機会に蝉の変態について、軽くインターネットで見てみたりして知りましたが、昆虫の変態には「完全変態」と「不完全変態」ってのがあって、「卵→(孵化)→幼虫→(蛹化)→蛹→(羽化)→成虫」という段階を経るものを「完全変態」と呼ぶそうで、チョウ・ハチ・ハエ・カブトムシなどがそうらしいです。これに対して、蛹段階を経ずに、幼虫から成虫にショートカットするのが「不完全変態」で、セミ・カマキリ・トンボ・バッタなどがその類いだそうです。他にも「過変態」「無変態」ってのもありました。ふぅ〜〜〜ん。
そういう意味でいくと、私はどのくらいどのような変態なんでしょうかね?
ま、いいですか。
はぁい、というわけで、週明け21日(月祝)は、スタレビュのみなさんと馬場俊英くんとの広島でのライブ。これ、是非観てほしいです。どちらさまもよろしくお願いシマコハナバチ。
2014/07/19
|