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Friday Column

No.444

『Think Your Cool Kick Yell Demo !』

さぁ、BAND LIVE YOUR 2014【Think Your Cool Kick Yell Come On!】開催まで松本いよいよあと10日となってまいりました。で、今週はめずらしく宣伝です。それもライブ会場で販売する“グッズ”の宣伝です。

私もかれこれ26年以上ライブ活動をやらせていただいてますが、いわゆるコンサートグッズってのはどうも得意じゃないというか、難しいもんですね。Tシャツとかキャップとか、最近ではUSBメモリーやスマホケースなんてのもあるみたいですけど。チケットを買って会場に足を運んでいただくお客さまに、そこでさらになんらかの出費をしていただこうというものですから、なんとなくアーティスト名やツアータイトルが入ったタオルとか、そのようなものを売るのがどうも気が引けるというか、気が進まないことが多いわけで。ですからこれまでもなるべく、なにかしらシャレの利いたウィットに富んだもの、ちゃんと“考えて作った”ものであるべきでしょう、といろいろやってきたものです。『素数トランプ』『オテロヤン』などオリジナリティが高尚すぎてなかなか受け入れられにくい商品もありますが、前回の【弾き語りばったり #17】の時に作った、私の曲の歌詞フレーズが入った週めくりカレンダー『お歌詞めくり』はそこそこ好評だったようですので、これは今回も“2014年4月始まり版”を作りました。

で、今週ここで特に宣伝しておきたい商品がもうひとつあります。
それが【Think Your Cool Kick Yell Demo !】です。
その会場展示用ポップをデザイナーの太田さんに作っていただきましたので、まずはその画像をここで特別に、異例の別ウィンドウでご覧いただきます。

ポップ画像を見る

では、説明します。
アルバムを出す出すと豪語しながら結局出なかった2013年、STVの『ロックボンソワ』ではリスナーの方から“出す出す詐欺”という、とってもステキな評価をいただいた私ですが、そりゃ出なかったんですが、ちゃんと作ろうとはしてましたし、曲だけならなかなか良いのが複数あるんですよ、マジでマジで。しかし、やはり相変わらず問題は歌詞なわけですよ。

で、今回のツアーでどのようなグッズを作るか、という会議をしている時に、毎度のことながら先に書いたような、ちゃんと“考えて作った”ものを作りたいわけですから、ツアータイトルを見ながらいろいろ考えてましてね。そんなときにふと【Think Your Cool Kick Yell Come On !】を【Think Your Cool Kick Yell Demo !】と意識的に読み間違えてみたところ、「あ、いいですね、Demo。デモ音源をCDにして売るってのはどうですかね」という話になり、その瞬間は「えぇぇ〜、“デモ”を売るってのはどうなのよ?」と思いましたが、いや、でも、よく考えると、これが“CD”だとすると「中身はデモかよ!」ってことになりますが、“コンサートグッズ”だと考えると、それはただ名前の入ったタオルなんかよりはたいへんに素晴らしく内容のあるステキな商品じゃないか!ということになりましたんですよ。

で、そこからさらにいろいろ考えまして、このあとリリースされるであろう、つまりすでに本チャンのレコーディングが済んでいる楽曲、または歌詞がほぼできていてレコーディングさえすればリリース可能な楽曲は外すことにして、メロディはとても気に入っているものの、歌詞のイメージの方向性、どころかその糸口さえ見えない、つまり、歌詞を書ける気がじぇんじぇんしない、今後レコーディングしてリリースされる可能性が極めて低い、そんな楽曲のみを収録しよう、ということになっていきました。

デモ音源といっても、ピアノ1本でララララ〜♪みたいなスケッチ程度のものではなく、私の場合はデモを録音する段階で構成・アレンジをすべて作ってしまいますから、そこにないのは歌詞だけ。歌はすべてララララ〜♪で歌っています。曲によっては、私の華麗なギターソロを聴くこともできますよ。なので、この歌で“何を言いたいのか”がわからないだけで、どんな曲かは充分わかる、そんなデモ音源です。

ただ、私ひとりだけのいわゆる“打ち込み”ですし、車や携帯電話同様に、使える以上は使い続ける私ですから、機材もかなり古〜いものばかりで、シンセ音源は12年前、レコーダーは16年前、リズムマシーンと歌録りのマイクはなんと30年前に購入したもので録音していますから、これがなんとも言えないイイ味をだしてるわけですよ。

ミュージシャンの方であれば、それを聴いただけで、私のデモ音源がどの程度どうなのか、ということを感じることができますが、世の中ミュージシャンでない方々のほうが充分に多いはずだと考えると、やはりすでにCD化された本チャンの音源と、その曲のデモ音源を聴き比べてみる、というのが、私のデモ音源を最もわかりやすくお聴きいただける方法のひとつではないか、ということも考えまして、そこでアルバム【カンチガイもハナハダしい私の人生】に入っている『小学3年生』のデモ音源を“逆ボーナスとラック”として収録しよう、ということになりました。

レコーディングではドラム・ベース・ギター・ピアノの4リズムに、ホーンセクション、ストリングスと総勢22人で演奏された豪華なビッグバンドジャズを、デモ音源では私ひとりがすべてシンセの“打ち込み”で作ってます。管楽器・弦楽器のアレンジがすべて終わって、歌詞もできた状態で歌っているデモ音源ですので、本チャンとの聴き比べがとても楽しいこと請け合いです。本チャンではあの塩谷哲くんにピアノを弾いてもらっていますが、デモではもちろん私が弾いてますので、これがまたね、ジャズできない人が必死でジャズっぽく弾こうとしてるあたりが、なんとも涙を誘います。

・・・と、ここまで書けば、私の音楽に興味をお持ちいただいてる方なら、コレ買って聴かないわけにはいかないでしょう。

いやしかし、アレンジうんぬんとかそんなことはどうでもよく、ただ単に私を“アイドル”として応援し続けていただいているファンの皆さまのほうが、音楽ファンの皆さまよりも圧倒的大多数であるということを、私は27年の活動を通してひしひしと感じています。

ということも考え合せて考えたのが、そう、“生写真”です。

はっはっはっはっは。私も50を越えて生写真なんか出すとは思ってませんでしたが、いろいろ考えていくとここに行き着きました。生写真は5種類あって、それのどれかひとつが入っていて、開けてみないとわからないようになっています。これはどういうことでしょうか?

最近、アイドルのみなさんのCDは、ジャケット違いで初回盤AとかBとかCとかいろいろあって、曲は同じなんだけど複数買ってもらおう、なんて作戦やってるところが多いようですが、そういう意味では、このデモCDはそれよりもタチが悪いかもしれません。だって、5種類ぜんぶ見たいと思っても、それが外からは確認できませんし、CD5枚買ったのに5枚とも同じ生写真だった、てことも充分あり得るのです。自分がこんなに悪い人間だとは思ってませんでしたよ。ま、複数お買い上げいただく方はいらっしゃらないと思いますけど。

ま、とにかく、歌詞がないだけで、それでもかなりイイ曲ばかりですから、1枚だけでいいんで、是非お聴きいただきたいなぁ、と思っています。そして念を押しておきますと、これは“CDリリース”ではなく、“コンサートグッズ”ですから、このツアーの会場だけで販売されるたいへんに貴重なものです。

・・って書いといて、実際ライブ会場に行ったら、ツアータイトルが入っただけのタオルも、ちゃ〜んと売ってたりするんだよなぁ。そのあたりが私のいいとこなんですよ。

さて、肝心のライブの中身ですが、リハーサルはもう後半にさしかかり、選曲もすべて決まって、あとはひとつひとつ丁寧にスキルアップというかブラッシュアップというかバストアップというか、とにかく、アップな方向で煮詰めていこう、ということでメンバー・スタッフ一丸となっています。

新メンバーの活躍も楽しみっ ♡

できるだけ多くのみなさんにこのライブを観ていただけることを強く希望しています。

2014/01/24


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