No.410
『お裁縫』
久しぶりに、お裁縫をしました。
え、なんですか、これ? はい、このもの自体の呼び名は知りませんが、いわゆる肩のツボを押す器具です。今回は、このカバーを作ります。
買ってきたのは、こういうタイプをなんと呼ぶかは知りませんが、少し毛のたった茶色の布地です。
なんらかのオシャレな広告の紙の上にツボ押し器具を置き、型紙をとります。それをハサミで切り抜いたらこんな感じ。
で、前からその存在はなんとなく意識していたものの、その呼び名を今回初めて知ってしまったのが、布地に印を付けるためのこのペン。
一般的には“チャコペン”と呼ばれているそうで、それは【Charcoal Pencil/チャコール・ペンシル】、つまり木炭の鉛筆、その略称ということだそうです。私が買ったクローバーというメーカーのものは“チャコペル”という商品名でした。先週書きました“たまスッパイな〜”的なコダワリなのかもしれませんね。ま、とにかく、布地の裏側に型紙を置き、チャコペルを使って左右対称のガイドラインを引きます。
で、ガイドラインに沿って1cmほどの縫い代を残しながら切り取ったのがこれ。
ちょっとした毛並の向きと光の加減なんでしょうか。同じ布地から取ったのに、なんだかかなり違う色に見えますね。
気にせず縫っていきましょう。2枚の布地の表面を合わせて、つまりそれぞれの裏面が見える状態で縫い合わせます。その縫い方をなんと呼ぶかは知りませんが、数ミリ進んで、その半分戻る、その繰り返し、みたいな。つまり、「三歩すすんで二歩さがる♪」的な、ある意味“水前寺式”とでも言うんでしょうか。ま、そんな感じでガイドラインに沿って慎重に縫い合わせます。
これが予想どおりに地味で地道な繊細な作業でしてね。老眼鏡も譜面を書く時に使う至近距離用です。結局2時間くらいかかりましたが、はい、これで、お裁縫終了です。
なんか、旨そうなタコの薫製みたいですね。いや、逆に、あまり食う気がしないグロテスクな海藻でしょうか。ま、どっちでもいいですか。で、これを裏っ返しにするにあたり、縫い代の余った部分をハサミで切り落とします。
これがまた、椎茸の佃煮みたいで旨そうでしょう。いや、逆に、バラエティ番組でインドネシアとかに行った芸人さんがだいたい食わされるハメになって必要以上におもしろいリアクションを強要される系の、日本人には無理すぎる食材、みたいなニュアンスもありますかね。ま、どっちでもいいですか。とにかく、余分な縫い代をカットして裏っ返しにするんですが、けっこう細いので、この作業は予想よりも難航しました。が、縫い合わせることにくらべりゃたいしたことではありません。あせらず丁寧にやって、15分くらいかかりましたが、裏っ返しになりました。
はぁい、これで、ツボ押し器具のカバーの完成です。
器具をカバーの中に納めたら、こんな感じ。
なんでしょう、これ? でも、なんだかステキでしょう。 なかなかの出来に、適度に満足しています。
ところで、なぜ、ツボ押し器具にカバーが必要なのかって?
ふっ・・・、ふ・ふ・ふ・ふ・ふ
なんだか、いやぁ〜な予感を残しながら、今週はこれにてオヒラキです。
さて、6月2日(日)は日比谷野外音楽堂でのライブイベント【待ち人のフェイバリット】。私は秦基博くんのステージにゲスト出演します。チケットをお持ちの皆さまは充分にお楽しみに。
2013/05/31
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