No.364
『ワクワク・デイズ』
世間は空前の二股ブームで盛り上がってますが、皆さまはどのような連休をおすごしでしょうか。一瞬、塩谷哲くんかと見間違え、「おっ、やってるねぇ〜」と感心してしまいましたが、字面が似た名前の違う人でした。こないだなんかテレビで“二股俳優”ってなってましたから、スタジオのロビーでたまたま一緒に見ていた根本要さんと、アキレ腱が切れたんじゃないかってくらいズッコケましたよ。そこにきて、あの山路徹さんが“二股先輩”ってことになっちゃってんのには、なんかもうど〜でもよくなっちゃいますね、いろんなことが。テレビは一生それだけやっててよ。と心から願うのでした。
そんなことはホントにど〜でもいいとして、お礼がやや遅くなりましたが、5月1日(火)の【弾き語りばったり DL ~Col Quartetto Da Quano~】を、観に来ていただけた皆さま、ありがとうございました。お楽しみいただけましたでしょうか。なにしろこのひと月半は、時間も意識もこのことにかかりっきりでしたから、今年上半期の大きな仕事のひとつをやり遂げたような、とても良い感覚が残っています。私の周辺の人々の表情からも、かなりおもしろいコンサートができたのでは、と感じています。
で、その大阪公演が決定しました。急な話でしかも平日ですが、大阪、関西方面の皆さま、または大阪が好きな皆さまにも是非観ていただきたいと思いますし、更にブラッシュアップしたクオリティの演奏をしたいと思います。
“ブラッシュアップ”ってフレーズ、前から一度使ってみたかったのもあって、このタイミングかな、と思い、書いてみましたが、・・・んん、なんか、ふつ〜な感じですね、逆に。ま、とにかく、必ず御満足いただける演奏をしたいと思いますので、是非、観にいらしてください。
ということで、とりあえずはひと段落。5月はスケジュール表上では、さほどタイトには見えませんが、まだサビだけしか作っていない三幸製菓のCMでやらせていただいた曲を完成させネヴァゴナギ〜ヴュ〜アップ。はい、これ、重要な課題ですので、がんばります。
そんな時期だからこそ、そして、こんな季節だからこそ、ゴルフもやっておかねばなりませんし、観せていただくのがたいへんに楽しみなコンサートも3つほどあります。
さて今週は、最近“ワクワク”してることについて書いてみたいと思います。
5月3日(木)は札幌で、4日(金)に戻ってきましたが、ゴールデンウィークのド真ん中、いわゆるひとつのレンキューベリマッチだったもんですから、羽田空港の駐車場は予想どおりにブリ混み。でも、羽田の駐車場は数年前から事前予約ができるようになったので、予約さえすればだいじょぶだと思ってたんですが、なんせアレンジばっかりやってたもんで、すっこり忘れてたんですよ、事前予約を。で、前日に思い出してインターネットで見てみましたが、予約スペースはあんのじょう満車。というわけで、当日はいつもより1時間早く家を出てみましたが、羽田の国内線の4つの駐車場はすべて満車で、ちょっと離れた国際線ターミナルの駐車場、それも屋上階だけかろうじて空いてましたので、そこに停めて、ターミナル連絡バスで国内線に移動しました。
3日(木)は、前夜からひどい雨でしたから、玄関を出て車に荷物を積んで乗り込むだけでも当然傘は必要なんですが、羽田に着いちゃったら、もう傘は要りません。ま、傘っつってもビニール傘ですけど。でもね、この濡れたままのビニール傘を車内に放置しておくと、過去の経験から、んんん、なんていうんですかね、まぁ、簡単に表現すると、車ん中が“おしっこ臭くなる”じゃないですか。それも、なんか猫っぽいおしっこ臭さになるんですよ。私はこれまでの人生で猫を飼った経験がありませんからあくまでイメージですけど。たぶん、雨水中に含まれる猫のおしっこの成分がどうにかなってそのようなスメルになるんでしょうけど。それがちょっといやなもんですから、雨の日に羽田に車を停めてどっかに行って、翌日あるいは数日後に戻って来る場合は、私はビニール傘を車内に置かず、ミラーにひっかけておく。つまり、自車の車外にひっかけ放置した状態で飛行機に乗ります。
思えば、パリからの帰国後これまでの8年は必ずそうしてますから、少なくとも20回くらいはそうしてると思いますが。
で、翌日あるいは数日後、羽田に戻り、駐車場に停めておいた車に戻った時に、そのビニール傘が、そのままミラーに引っかかった状態で残っていたことは、記憶のイメージですけど、残念ながら、2割くらいですかね。つまり、8割がた、傘は残っていません。
それがビニール傘であろうが高級紳士傘であろうが、その単価にかかわらず、傘はあくまで個人の所有物である、というのが私の考えですが、物事を無意識のうちに金銭に置き換えてその価値を判断してしまう、アメリカ式経済感覚をお持ちの方は、場合によって、ビニール傘は市民に共有されているという漠然とした感覚をおぼえることもあるようです。ということは、先述の“8割がた”が漠然と裏付けているような気がします。
私はただ、車の中でおしっこしたこともないですし、猫を飼ったこともないのに、戻ってきたら車の中が猫のおしっこみたいな臭いになってるのがイヤなだけでそうしているのですから、戻ってきた時に傘が残ってなかったとしても、「誰だ、オレの傘を盗んだやつは!」と憤ることはありませんし、ちょっぴり悲しい気もしますが、もしそれが傘のない誰かの助けになっているのであれば、それはそれで良しとして、新たなものを購入します。また、稀に傘が残っていた時は、「あぁ、こんな、世界的にも異常と言える大都会・東京にも、まだちゃんと良識は残存してるんだよ。東京の人はみんないい人たちなんだ。」と思えるのです。
でもね、変なもんで、こういうの何度も繰り返してると、ビニール傘をミラーにひっかけ放置して翌日あるいは数日後戻って来て駐車場に向かう時に、「さぁ、どうでしょう。今日は残ってるかな〜?」と、なんだか妙にワクワクしたりするもんです。
で、今回、5月4日(木)、連休後半の羽田空港国際線ターミナルの駐車場屋上階にひっかけ放置されたビニール傘は、どうだったのでしょうか。
はい、ありました。なんか、気持ちがほっこりしますね。
この“ほっこり”ってフレーズも、使ってみるとどうなんだろう、と前から思ってたんですが、こうして書いてみると、やっぱ、なんか、ふつ〜過ぎてなんか、かえって、伝わんない気がしますが、まぁ、とにかく今回は残ってました。
私が飛行機を降りて駐車場に来た時には雨は降ってませんでしたが、家へ帰る途中にはもうブリブリ降りだしましたから、残っててよかったです。
ところで、久しぶりに登場させました、今年の秋で購入まる20周年を迎える私の高級北欧車、走行距離もメーター上で23万kmを超え、実際にはメーターが動かない時期も2度ほど長くあったので、まぁ、24万kmは超えてるであろうと推測されます。
なもんですから、イイ感じでっちょこちょこと細かい修理のわりにまとまった費用が嵩んでいます。ついこないだは、エアコンのファンがカタカタカタカタカタカタカタカタというようになってたもんですから、暑くなる前に、と思って修理にだしてイイ感じの額を支払いました。ヘッドライトのON / OFFのツマミがバカになっちゃってて、点けたくてもなかなか点かない、消したいのに消えてくんない、という状態だったもんですから、同時に修理をお願いしてましたが、これについては、内部の部品が摩耗していて、その部品はメーカーの世界中のディーラーの在庫を検索しても、コンピューター上ではもはやひとつも存在しないので直せない。ということで、そのまま戻ってきました。
しかし、ON / OFFを繰り返していくうちにだんだんコツみたいなのをみつけるもので、それは、指先の一瞬の力のかけ具合と、ちょっとしたタイミングでの手首のクイックリーなスナップなんですけどね。なので、今はさほど手こずらずにON / OFFできるようになりましたし、それをやれるのは今んとこ私だけです。しかし、それも繰り返すうちにどこかしらが摩耗しているだろうと考えるのは当然で、ということはこのやり方でのON / OFFも時間の問題です。そしたらどうしますかね。構造自体はシンプルなはずなので、そういうのやってくれそうな町の自動車整備屋さんを探して、独自のスイッチをつくってもらうとか、でしょうか。
それから、あとは、助手席のドアの把手。これ、半分取れかかってグラグラしてます。
これも時間の問題でしょう。でも、もしパコッて取れちゃったとしても、そんときゃ中から私が開ければ良いだけで、つまり、乗る側にとっては、ある意味、半自動ドアというわけですから、それは逆にステキなことなのかもしれません。なので、これについては修理時に申告せずにおきました。
車全体に輪ゴムを巻いて走る日もそう遠くないな、と思うと、なんだかワクワクします。
あ、そういう意味では、去年機種変更したばかりの私の携帯電話ですが、早くも魅惑の新機能が現れ始めています。なんにもしてないのに、いつのまにか電源が切れていて、ON / OFFボタンをいくら長押ししても反応がないのに、本体裏面のカバーをカパッとはずしたら、何事もなかったかのようにディスプレイが復帰する、という新機能。買ってまだ14ヶ月も経ってないのに、やっぱ最近の機種は進んでるんだなぁ、と感心しますし、次はどんな新機能が現れるんだろうと思うと、これもまたワクワクです。
はい、というわけで、今週も遅延した上に書いてるうちにわけわかんなくなりましたので、このへんでオヒラキとさせていただきます。
“そーとー風変わりな企画”の正式発表は、もうしばらくお待ちください。
2012/05/05
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