No.361
『キンパク先生 赤ら顔』
うゎぁぁぁ、たいへん、たいへんです。5月1日の【弾き語りばったり DL ~Col Quartetto Da Quano~】に向けてのアレンジです。リハーサル初日の前に、私の書いた譜面を写譜してもらう期間も考慮しながら、この後アレンジに使える日数とやるべき曲数を照らし合わせたら、げっ・・・、うぅぅぅぅ、これは相当やばいことになってるぢゃぁないか! ということに気づいたのはつい最近です。あぁぁ、なんで私はいつもこうなんでしょうか。だいたいこのように切羽詰まってきた頃に、やっとその状況を認識するようにできているみたいです、私という生き物は。しかしそれは、ある意味・逆に・ある反面、“私らしさ?”という解釈もできないわけではありませんが、とにかくそのような状況なのです。
先々週もちょろっと書きましたが、去年5月の昭和音大でのコンサートのためにフルオーケストラを10数曲アレンジしたことに比べれば、まぁそんなにたいへんではないだろうと高を括っていたことも事実と言えば事実。が、しかし、実際アレンジを始めてみたら、あらららら。去年はフルオーケストラでしたから、楽器の種類はたくさんあって、演奏者もたくさんいますから、曲によって楽器の組み合わせや人数構成のバリエイションをつけることができました。が、今回はどうでしょう。どっからどう考えたって、私の他には、Violino / Violino / Viola / Violoncelloの4人しかいませんし、基本的にはみな単音楽器ですし、音圧・音量のMAXは明らかに限られているのです。そのなかでやりくりしながら曲によっていかにバリエイションをつけていくか。うぅぅぅぅ、こ、これは、たいへんに頭を使う作業ではないか、ということをアレンジを進めながらじわじわと実感してきました。
ここでバイオリンが主メロに行ってしまったら、その後の展開がイマイチ盛り上がりに欠けるのでは・・・、とか、この場面ではどういう和声の積み方をすれば上下の幅を最も大きく聴かせられるだろうか・・・、とか、いろいろと悩み悩んで、わぁぁぁ〜と煮詰まったりして、トリンドルちゃんのブログを見て元気を取り戻したりした時にふと、「あぁ、オーボエがいればなぁ・・」と思い、うん、オーボエだ、オーボエさえあれば、多くの問題は意外と解決するんぢゃないか。そうだ、庄司さんを呼ぼう! ということにして、過去にレコーディングで複数の曲を演奏していただいているオーボエ奏者・庄司さとしさんのスケジュールをうかがったところ、幸運なことにだいじょぶだったので、桑野聖さん率いる【Quaretto Da Quano】に加えて、庄司さとしさんにも参加していただくことになりました。そんな流れなので、表記を「シークレットゲスト:庄司さとし」としてみましたが、この件について皆さまはどのようにお考えでしょうか?
どうあれ、私の最も好きな楽器のひとつであるオーボエが入ることにより、編曲や構成の幅がぐぐっと広がることでしょう。かといって、アレンジ自体が楽になるわけではないどころか逆に複雑になり、残る編曲日数が増えるわけでもありませんので、あぁぁぁぁ、な状況にはかわりないんですけどね。とまぁ、そんな感じでがんばってますので、チケットをお持ちの方は充分に御期待ください。
あ、それから、“シークレットゲスト”と言えばもうひとつ。去年の5月はTRICERATOPSの【12-Bar】というライブに“シークレットちゃん”として登場させていただいた私ですが、今年はなんとTRICERATOPSの15周年記念ライブツアー、金沢と柏の2公演に、“スペチャルシークレットゲスト”として登場することが決定しました。TRICERATOPSの3人とは、音楽的な友人ですし、また私はただ単にファンでもありますが、ツアーに参加というのは初めてで、とてもエキサイティングな思いで胸がおっぱいです。これはこれでちゃんとおもしろいことをやろうと打ち合わせを繰り返していますので、よろしければ是非カモン・ジョイナス! チケットは明日から発売です。詳細はTRICERATOPSのオフィシャルサイトで御確認ください。
はぁ〜い、というわけで、なにしろ時間的にキンパク先生になってますので、今週は文章も短めに、「なんですかぁ〜!」なイメージで逃げるようにオヒラキとさせていただきます。
とかなんとか言っちゃって、昨日はちゃっかりゴルフなんかやっちゃって、妙に天気がよかったもんで変に日焼けしちゃって、昼間っから酒飲んでるみたいに赤ら顔ですけどね。
2012/04/13
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