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Friday Column

No.356

『【ある意味・逆に・ある反面】を振りかぶって その3』

先週末は広島県廿日市市でのイベント【Kenban'ight vol.5 春】、馬場俊英くんとの絡みもありながら楽しくやらせていただきました。観に来ていただけた皆さま、ありがとうございました。それも終わり、やることはいろいろありながらも、そんなに忙しいわけではないんですが、この金コラ連週遅延はなんでしょうかね。自分の中の何かがたるんでるような気がしますが、それが何かは特定できていません。ま、でも、年間のうち少しくらいはたるんでる時期があったって良いでしょう。ということにしてます。あ、そう言えば、デンマークにタルンデルという小さい街があるのを皆さんは御存知ですか? 私は知りません。なぜなら、そんな街など存在しないからです。

はぁい、というわけで、BAND LIVE TOUR 2012【ある意味・逆に・ある反面】、後半部分を張り切って振りかぶ りますので、演奏曲目ウィンドウを開いてお読みください。


16. 丸いお尻が許せない
前曲『Listen to〜』のエンディングからピアノでのみで転調しながらつないだこの曲も、ウルトラたぶん96年以来15〜6年ぶりの演奏ではないかと思います。曲全体のアレンジはほぼCD音源に近いものですが、曲後半で「おしり〜」と連呼するコーラスが、Earth, Wind & Fireの『Sing a Song』をモチーフにしていることから、1コーラス終わりのブリッジ部分に『Sing a Song』のイントロフレーズをコラージュしました。


 


17. Sunshine of my Heart
前曲『丸いお尻〜』のエンディングを「おしり〜」のコーラスで引っぱったままの流れで突入したこの曲もそうとう久しぶり。もともとコンサートツアーで“スティーブ・椀田”が歌唱することを想定して、まぎれもなくStevie Wonderさんを強く意識して作った曲なので、ホントのところはスティーブ・椀田になりたかったのですが、流れ的にそうゆうわけにもいきませんでしたが、イントロ部分で左右から2人のスタッフが走り込んできて、「おっ!衣装の早替えか!」と見せかけて、ただ上着を脱ぐだけという新種のイリュージョンなどかましてみました。リズムにまかせて思いっきりフェイクできるこの曲は、久々に演ってみるとかなり楽しい曲だということを再確認したので、前曲『おしり』と同様に、今後は比較的多く選曲されるような気がします。


新種のイリュージョン

18. Oxanne 〜愛しのオクサーヌ〜
これはもう私のライブでは定番と言われて良いナンバー。前回のバンドツアーでミスター・桜井さんにフル歌唱してもらったことで、なんだかわかんないけど確固たる裏付けが出来た気にもなっています。この曲で私が持つギターは、1977年(中学2年)のお正月に、福岡・天神のベスト電器で購入した【John Bennet Telecaster Stringless】。弦が張ってありませんのでもちろん音は出てませんよ。エンディングのゴリ押し部分には、矢代さんがなぜか吉川晃司さんの何らかの曲のフレーズを弾いていますが、これは、吉川ファンである矢代さんの奥様と西嶋さんの奥様へのサービスだそうです。


 


 


19. 紅のうた
【弾き語りばったり #13】で初めて弾き語りで演奏し、去年11月のモスクワでも演奏しましたが、バンドでちゃんと演るのは今回が初めてです。Billy Joelさんの『Leningrad』と『Streetlife Serenader』に強い影響を受けているこの曲は、歌詞がなかなか哲学的で難解なため、あまり好評価を得ている気がしないのが正直なところですが、作者としての納得度はかなり高いことを今回再確認しました。よろしかったらCDで何度かお聴きいただければと思います。



ここで本編終了。前列でお辞儀をして一旦ハケます。

20. Eleanor Rigby
「久しぶりにバイオリンでもやりますか」と思ったことからですが、2001年のライブツアー【Rock'n Roll 39】で、バイオリンとビオラによる5重奏はすでに演っていますので、今回は更にグレードアップ感をハッキリさせるために、歌いながらの5重奏ということで選曲したのは、言わずと知れたThe BeatlesのPaul作品。原曲はViolin / Violin / Viola / Celloの4パート8名で録音されていますが、いくら言っても西嶋さんがチェロを買おうとしないので、オリジナルのフレーズを極力残しながら、Violin × 4 と Violaの5パートにアレンジしました。リハーサル時からビオラの西嶋さんがダントツに上手かったので、「花束あげたいですよね」という気持ちになりました。演奏後ふたりのお嬢さんが花束を持ってきて西嶋さんに渡したのは明らかに仕込みです。そしてそれがまったく意味不明の演出になったのはある意味・逆に・ある反面、狙いどおりです。


 

 

 

 


21. 適齢期 Love Story 〜 全曲つなげ
さて、いつものコレです。大学生時代の1984年に作って以来、気がつきゃもう28年も演り続けているので、その楽曲自体がどうかなんてことはとっくの昔に忘れてたんですが、先日、根本要さんから「あの曲はよく出来てるよなぁ〜」とお褒めの言葉をいただきましたので、改めて聴いてみたら、うん、22歳で書いたにしてはなかなかよく出来た歌詞だなぁ、と思います。

で、“全曲つなげ”。すべての演奏曲のフレーズをダイジェストでくっつけて演奏する、私のライブで重要なアトラクション。94年から始め、97年と2001年のホールツアーを除くすべてのライブで演っているので、ざっと数えて今回が13個目か14個目の“全曲つなげ”。その作り・演奏ともに、そう簡単にマネできるものではないであろうそれは、そろそろ“伝統芸”と呼ばれて良いと感じているだけに、それ相当に度肝を抜く完成度を求められたい、とも思っています。


 


 


今回の特徴はやはりなんと言っても『アルハンブラ』のギタートレモロフレーズを「べろべろべろべろ〜」で表現したことでしょう。これはリハーサル時に西嶋さんが発想したものです。紛れ込ませ曲は、今年はどう考えても【AKB 48】以外にないでしょう。とかなんとか言っちゃって、実際には何を入れこめば良いか思いつかなかった私が、リハーサル時に「今年は何ですかねぇ?」と言うと、清水さんが『会いたかった〜』とかじゃないの?と言ったので、そりゃそうだ、とそうしました。これで一気にテンションMAX、でもってそこから「おっぱい&おしり」をしつこく繰り返しながらタタミカけ、最後は“瞬間平井堅”による「お〜し〜りぃぃぃ〜♪」で締めます。この「おしり」一発で、このライブ全体がうまくまとまった感触がありました。いやぁ、しかし、右手を高く挙げながらちょっとコブシをまわすだけで、会場全体が「おぉぉぉぉ〜!」となるわけですから、平井堅さんの存在は偉大です。ありがとう、平井堅さん。ということで、こないだお礼にお酒をおごってあげました。


お〜し〜りぃぃぃ〜♪

22. 今度君に会ったら
というわけで、シメの弾き語り曲。今回はすべてのアルバムから最低1曲ずつと決めていましたので、ある意味消去法的で、アルバム【MAN】からのこの曲になりました。



“全曲つなげ”に『会いたかった』を紛れ込ませることから、オープニングの第1声を「会いたかったぜぇ〜」にして、最終曲が『今度君に会ったら』。これで、縦の筋がなんとなく通った、ということでした。

各会場ともイベンターのお嬢さんによる終演後のアナウンスももちろん「ある意味・逆に・ある反べろべろべろべろべろ〜」です。そんな私のシツコサにグッタリしたならば、また是非次のライブにも足をお運びください。



はぁ〜い、というわけで、ざっとこんな感じのBAND LIVE TOUR 2012【ある意味・逆に・ある反面】でした。観に来ていただけた皆さま、改めてありがとうございました。前ツアーが前ツアーだっただけに、これまでにないプレッシャーで臨みましたが、いかがでしたでしょうか。私としては、充分に御期待にお応えできた内容ではなかったかと顧みています。皆さまもおおよそそのように感じていただけているであろう、ということにしながら、これからLIVE DVDの製作に入ります。リリースは早ければ夏、遅くても9月くらいまでにはと思っていますので、お楽しみに。

西嶋さんによるベーシストの視点での振り返りブログ、始まってます。
http://jin-jiro.jugem.jp/
煽ってください。

2012/03/13

撮影:山本倫子



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