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Friday Column

No.349

『グルジア旅行記 その1』

BAND LIVE TOUR 2012【ある意味・逆に・ある反面】、先週末は東京2公演、観に来ていただけた皆さま、ありがとうございました。お楽しみいただけましたでしょうか。

さて、東京公演が終わり、ちょろっと時間に余裕ができたこともあって、突然ですが、もう7ヶ月も前の話になってしまいましたグルジア旅行記を今週から3週にわたって書いていこうと思います。御興味をお持ちの方にはもちろん、グルジア? トビリシ? って言われたところでまったくもって興味が湧かないという方にこそ、是非見ていただきたい。写真たくさん載せますので、Photo Albumを開いて、文中の該当番号をクリックしながら読み進んでください。また、その前段階のアゼルバイジャン旅行記をお読みでない方は、コラムNo.326〜328を御覧ください。では、どうぞ。


■グルジア基本情報
カスピ海と黒海に挟まれたカフカス地方の黒海寄りの国。場所は地図で御確認ください。国土面積は北海道よりや小さい約6万9700km2、人口は約430万人だそうです。私も行くまで知りませんでしたが、解読には相当時間のかかりそうなグルジア独自の文字があります。なんとなく“グルジア”って言ってますけど、正式国名は【サカルトヴェロ】。英語では【Georgia/ジョージア】。ロシア語では【Грузия/グルージヤ】ですから、日本での呼び名はそのあたりからではないかと思います。通貨は“ラリ”。(01)

■バクーからトビリシへ
2011年6月15日(水)の朝、アゼルバイジャンの首都・バクーのヘイダル・アリエフ空港のさっさと着き過ぎたもんですから、空港内のカフェで鉛筆画など描きながら時間を潰し、10:10発のアゼルバイジャン航空【J2-223】でグルジアの首都・トビリシへ向かいます。土色のアゼルバイジャンを見下ろしながらウトウトとし、ふと気がついたら大地が一面緑色に変わっていたのは印象的でした。わずか1時間10分でトビリシのノボ・アレクサエフ空港に着陸します。(02〜04)

■Hotel Ambasadori
インターネットで調べまくって迷って迷って決めた宿は【Hotel Ambasadori】。ムトゥクヴァリ河沿いに建つ趣のあるホテル、案内された305号室はリクエストどおりのリバービュー。日本円で1泊12,000円くらいなので、たいした広さではありませんでしたが、テラスがやけに広く美しい景色が広がります。夜には建物全体がド派手にライトアップされました。まずは、フロントの美人のお姉さんに「こんにちは=ガマルジョバ」「ありがとう=ディディマドロバ」「さようなら=ナフヴァムディス」の基本3語を教えてもらい、とりあえず街を歩いてみます。(05〜07)

■グルジアの母の像
バラタシヴィリ通りを上って自由広場へ。昼食に適当そうなレストランを探しながら裏路地をうろうろして、【OK】というなの店なのか、そのような看板のお店に入って、グルジアのビールを飲みながらロシア式水餃子“ペリメニ”をさらっと食べて、再び地図を見ながら裏路地をうろうろ。ムツタミンダ山の麓に沿ったアサティアニ通りには、古く傾いた家や商店が並び、その隙間から、右手に剣、左手にワインの杯を持った“グルジアの母の像”を見上げながら、20分ほど歩いてゴルガサリ広場へ出ました。(08〜11)

■シオニ教会とGlass Bridge
ここからムトゥクヴァリ河沿いをホテルに戻ります。【シオニ教会】は、6世紀に創建されたグルジア正教の総本山。以後何度か再建され、現在の建物は13世紀頃のものだそうです。中をちらっと覗いて外に出ると、古い街並にひときわ浮きまくった近代的な橋がありました。2010年版のガイドブックに載ってなかったので、できたばかりなんでしょうか。翌日ガイドさんに橋の名前を聞くと、「名前はわかりませんが、みな“Glass Bridge”と呼んでいます」ってことでした。(12〜15)

■メテヒ教会とアヴラバリ駅
ホテルのテラスで色鉛筆画をちょろっと描いて休憩し、夕方再び外出。今度は河の向こうのアヴラバリ駅方面へ行ってみます。ムトゥクヴァリ河沿いを歩いて“Glass Bridge”を渡って広い公園をぬけてメテヒ教会へ。創建はシオニ教会よりも古く、5世紀頃だそうです。何度か再建されているものの、設計自体は変わってない、とのことです。さらに坂を上って古い建物が並ぶエリアを数分歩くと、地下鉄のアヴラバリ駅前の噴水のある広場に出ました。では、ここから地下鉄に乗ってみることにします。(16〜21)

■Metro Tbilisi
その地下鉄に乗るのにプチ苦労。最も賑やかなエリア、とガイドブックに書かれているルスタヴェリまで行ってみるか、と路線図を見たらゾーン1=1ラリ的なことだったので、切符売り場の窓口で、指で「1」と示してみたら、窓口のお姉さんは早口でなにかを言っていますが、もちろんさっぱりわかりません。目的駅名「ルスタヴェリ」と言ってみたところで、お姉さんは同じように何かを言いながら左の方向を指差していますが、まったくわかりません。とりあえず、左のほうを見てみたら、地下鉄のカードの販売機的なものがありましたが、いや、そんなの何度も乗るつもりはなく、その都度切符を買おうと思ったので、再び窓口に戻って「1」と指で示しながら「ルスタヴェリ」と新たな気持ちで言ってみると、「はぁ、ダメだこいつ」みたいな感じでお姉さんは、「3、ちょうだい」というようなジェスチャーをしたので、持っていた5ラリ紙幣を差し出してみると、「はぁい」って感じで、メトロカード1枚とおつりの2ラリが返ってきました。「ディディマドロバ=ありがとう」と言いましたが、まだ意味がわからぬまま、とりあえず乗ってみます。自動改札にメトロカードを当てると「0」という表示が出て中に入り、カードに書かれた「METROMONEY」という文字でやっと意味がわかりました。つまりいわゆるチャージ形式のカードで、そのカード自体の値段が2ラリ。そこに1ラリだけチャージしてもらって計3ラリ。5ラリ渡しておつりが2ラリ、ってことだったのです。なるほどね、と納得して地下鉄に乗り込みます。こうやって書いてると「ラリ」っていい響きですね。(22)

後で調べたらソ連時代の66年開業というトビリシの地下鉄。後に改築されたのでしょう。ホームの天井や壁は、モスクワのそれのように、社会主義美術館かと思えるような重厚な彫刻などはなく、シンプルで明るいデザイン。車輛も機能的な新型って感じで、特によろこぶこともなく、ふ〜ん・・・、です。わずか二駅、「ルスタヴェリ」で降ります。(23,24)

■ルスタヴェリ大通り
ルスタヴェリ駅上に出ると、大きな通りと大きなロータリーがありました。数年前にテレビのニュースでちらっと見たクーデター、いわゆる“バラ革命”の時に、市民が集結した場所。それ以降、“バラ革命広場”と呼ばれるようになったそうです。と言っても写真がありません。なんでだろう。

ルスタヴェリ大通りは、マクドナルド、デパート、銀行などが建ち並ぶ、トビリシで最も栄えている通り。アコーディオンとリコーダーを同時に演奏するお兄さんのカバンにコインを置いて、写真を1枚撮りました。なんかないかときょろきょろしながら歩いていると、あ・・、めんどくさそうなのが私に目をつけています。小銭をたかろうとするチビッコです。2年半の欧州生活で世の中には多種多様にそのようなことや人がいることを知っていますし、またそのかわし方も経験から学んでいるので、あまりてこずらずに回避できましたけど。(25)

とりあえずは、『ロックボンソワ』のおみやげ用のトランプを買おうと本屋さんを探していたら、路地を入った中庭風のところに、イギリス風のオシャレなBOOK SHOPを見つけました。お店の前にはカフェもあります。うまいことトランプを買えて再び表通りに戻ると、次はインターネットカフェを発見。あ、ちょうどよかった、金コラ書いて送っとこう、ということで入りました。ほんの20分くらいでしょうか、ローマ字コラムをちゃちゃっと書いて送って、料金は忘れましたが、まぁ忘れるくらいの値段だったのでしょう。(26,27)

そのまま自由広場まで歩き、ってことはもうホテルまで歩いちゃえ、ってことでぶらぶら歩いてホテルに戻ります。途中、チンチン電車の車輛がキオスクになってるのがあったので、写真な撮とっていたら、学生風の青年に「あなたは日本人ですか?」と英語で話しかけられたので「Yes」と言うと、「私は中国語を勉強しています」と言ったので、そうですかということで中国語で少し立ち話をして、握手をして別れました。青年はなぜ私がカタコトの中国語を話せるということを知っていたのでしょうか? いや、日本と中国は同じところだと考えているのでしょうか? と、まぁそんなこともありながらホテルに戻りました。(28)

夜は再び河沿いを歩いて、ゴルガサリ広場近くのレストラン【MAIDEN】で、民族舞踊など見ながら、鶏肉のゴツイ料理を食べてワインを飲みました。この日は昼から歩きっぱなしだったので、さっさと酔っぱらってホテルに戻ってバタンQ。そんなグルジア・トビリシでの1日目でした。

次週はトビリシでの2日目。かわいいガイドさんに市内を案内してもらいます。

グルジアの料理については、旅行記の最後にどばっとまとめようと思います。

というわけで、書くのにけっこう時間かかっちゃって、このコラムがアップされる頃には、札幌公演が終了したころではないかと思います。観に来ていただけた皆さま、ありがとうございます。お楽しみいただけましたでしょうか。次は仙台公演です。東北の皆さま、お楽しミニスカート。

2012/01/20



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