No.250
『カーリングは良い』
はぁぁぁ、いつ以来でしょうか、こうして天気のいいお昼に陽当たりのいいカフェで原稿書いてるなんて。砂時計の砂が落ちきったらレモンミントティをカップに注いで、はちみつを少したらします。・・・なぁ〜んつってキモチワルイほどにオシャレな書き出しにしてみましたが、半分はウソですので気にしないでください。
ハンバーガーオリンピックじゃなくてバンクーバーオリンピック、盛り上がってますか? 私はほとんど見れてませんけど、と言いながらついこないだの朝、たまたまカーリングやってんのを見ました。あれ、良いですね。ルールもイマイチわかんないまま、短時間ながら結構真剣に見てしまいました。
カーリングのなにが私のとって良いのかと考えましたが、北国のまじめそうな女の子が繊細な技術を、歯を食いしばることなく静かに競う。筋肉ブリブリな感じもなく、ファンデーションはぬっても口紅はつけず、髪の毛をピンで留めてるのもコンサヴァティブ感あふれてていいですね。極めて私よりの解釈でいうと、世界中の強者が競い合うオリンピックに於いて、女の子が女の子らしいままプレイできる数少ない競技なのだと思います。
私が見たのは、スイスを相手に終盤で日本がギブアッペした試合でした。あの“ギブアッペ”ってのはやはり寒冷地の競技ならではのルールなのでしょうか。「やべぇ、手が折れる、手が折れるって、もう勘弁してぇ、たすけてぃぇぇぇ!」という格闘技的ギブアッペではなく、もうほとんど勝ち目が無い状況でこれ以上しつこくがんばっても、こんな寒い中じゃ逆に相手に迷惑かけちゃうだけだし、もうあきらめます、ごめんなさい、ありがとうございました。と、そんな感じがとても良いのです。
しかし、トリノの時に話題になった本橋さんも、もうすっかりお姉さんになっちゃいましたね。あのチームに私が入ったらすごく立場弱いんだろうなぁ、なんて思います。意味わかんないでしょうけど、いいんです。書いてる私自身が意味わかってないんで、わかんなくて正解です。
さて、そんな意味不明の私は3月からのバンドライブツアーのリハーサルまっぱだか。同じメンバー同じスタッフで日々取り組んでいます。今日水曜日はリハはありませんが、今日中に“全曲つなげ”のタタキダイを作らなければなりません。アレがまたたいへんなんですから。やってておもしろいからいいんですけどね。というわけで今回も短めですが、気の利いた写真もないままこのへんでオヒラキとさせていただきます。今回もオモシロイものをキッチリ作ってきますので、新作アルバム同様、充分に御期待ください。
2010/02/26
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