No.245
『九州男児の生きる道』
きゃぁぁぁ、たすけてぃぇえええええ! な感じです、まさに。えぇ、アルバムレコーディングです。3月10日発売だというのにまだやってます。だいじょぶなんでしょうか。アルバム製作15枚目にして芸能生活23年間で最大のピンチです。
そんな状況のなか唯一の救いは“歌詞はすべてできている”ということです。もちろんどうしようかまよってる1行とか、実際に歌ってみてから決めよう、という部分はいくらかありますが、できてます。過去の私を知っている人は“奇跡じゃん”と言います。過去にはオケはすべて録り終えているのに歌詞ができないため歌入れができずというケースが数多くあり、あらららら発売日延期、オケは録ったのに結局は宇宙のゴミと化した曲、なんてことが複数ありました。
しかし今回は違います。歌詞ができているのにアレンジが追いつかずにレコーディングが予定より大幅に送れているのです。歌詞ばっかりは“いつまでに”といくらがんばったところで、書き上げる保証はどこにもないもんですからどうもこうもしょうがなく、だからといって自分で書くのを放棄して作家さんにお願いするなんてことしたら、聴いていただく皆さまにとってはAVギャルがおっぱい見せてくんなくなっちゃったに等しいことでしょうから、ただひたすら自分で自分を待つしかありません。しかしアレンジは必死こいてどうにかしようとすれば、最悪寝ないでやればどうにかなります。だからこの残りわずかな日数の中でどうがんばっているのです。
が、しかしアレンジのためにゆっくり食事もとれずに睡眠時間が極少になることは、肉体的にも精神的にも歌入れのコンディションに大きく影響してくるわけですから、どうすりゃいいのよこの私、きゃぁぁぁ、たすけてぃぇえええええ!なわけなのです。
いや、でもなにがどうあれ好きなことやらせてもらってるわけですから、ありがたいことです。逃げも隠れも泣きもしません。それが九州男児の生きる道なのです。
ともあれ、そんなギリギリの状態で作っているアルバム『カンチガイもハナハダしい私の人生』は、なんだかんだ言いながら、録音しててめちゃくちゃおもしろいですから、それがお聴きいただく皆さまにもきっと伝わるおもしろい作品になることでしょう。
そんな九州男児の私は今、イメージ出身地札幌から新千歳空港に向かう電車の中でコレ書いてます。ここんとこはずっとこんな状況で書いてるもんですから、見直す余裕などなく誤字脱字だらけだそうですが、イボ痔脱糞よりはよっぽどマシだとおおらかに解釈してください。さっき恵庭を過ぎましたからもう10分で空港です。空港内のなんらかの電波に乗せて原稿を送ります。イキな写真の一枚もなくごめんなすってンカラーコート。
あらためて、きゃぁぁぁ、たすけてぃぇえええええ!
2010/01/22
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