No.226
『MUSIC GARDEN WITH 2009』
はい、楽しく終了しました、北海道は岩見沢・キタオンでの野外ライブイベント【MUSIC GARDEN WITH 2009】。イベント前日の9月5日(土)に早朝の便で札幌入りでして、まずは元祖横丁でささっと塩ラーメンを食べてSTVへ。プロモーションで前日から札幌にいた根本要さんを迎えて『KANのロックボンソワ』のゲスト収録。なんつたって要さんですから、めちゃくちゃおもしろかったです。本当は曲も込みで60分録り切り編集無しの予定だったんですが、私が要さんのトークを仕切れるはずなど到底無理な話でした。たっぷり90分しゃべりまくりたおして、あとで編集してもらうことにしました。この模様は明日12日(土)深夜24時に放送されますので、北海道方面の方は是非お聴きください。
で、そのまま車で要さんと一緒に車に乗り、最近のタレントさんで誰がカワイイか、「PerfumeってウメッシュのCM出てるコたちだよね」「ぜんぜん違いますよ」なんて話をしながら岩見沢・キタオンでのリハーサルに向かいます。私は初めてのキタオンでしたが、いやぁ素晴らしい会場です。私としたことがその写真を撮り忘れまして、すいません。リハーサルを滞りなく終えて再び札幌に戻って22時から、Stardust Revueの皆さんと一緒に、後からSunset Swishの3人も合流しての事前打ち上げ。80年代末、アタヤン初期の頃によく行った居酒屋さんに10数年ぶりに行きました。ここでも要さんのトーク炸裂。超恐がりのVOH林さんを無理矢理ジェットコースターに載せて、VOHさんはその恐怖に「あぁぁぁぁぁぁ!!!!」と絶叫し、それ以来声が高くなった、など、若き日のスタレビュの心温まる友情話を数多く聴きながらビールを飲みました。
スパッと睡眠するにはちょっと飲み足りなかった感もあり、ホテルに帰るフリをして、スタレビュのサポートキーボーディストであり、98〜01年は私のコンサートツアーでもプレイしてくれた添田啓二くんにつきあってもらって、ホテルの並びの高級ワインバーでちょろっとシメ飲みして、帰ってスコッと寝ました。
6日(日)、イベント当日は11時にホテルを出発して岩見沢に向かうってことで、ならばその前につけめんだ、とホテルから徒歩圏内で早くからやってる店を探して、午前10時に乗り込みました。で、つけめん食ったんですけど、いやぁ、脂すっごくてね。さすがの私も10時にアレはキツかったです。というわけで、腹ん中ゲトゲト状態でバスに乗り、岩見沢・キタオンへ。車中で私は12日放送分の『ボンソワ』のホームページ原稿をひたすら書き、反対側にいたスタレビュ・ベースの柿沼さんは、イヤホンをして最新式の小さいモニターをみつめながら、小1時間ず〜っと声を出さずに笑ってました。何を見てたんでしょうか。
はい、キタオン到着です。天気もかんかん照りではないいい感じの晴れに恵まれました。出演者は、財津和夫さん、山本潤子さん、Stardust Revueさん、平原綾香さん、そしてトップ出演はSunset Swishさんです。申し訳ないことに私は出演直前まで楽屋で練習してないと不安で不安でが仕方ないSmall Heart Guyなもんですから、その演奏は観れませんでしたが、スタレビュの皆さんはSunset Swishを高く評価しているのできっとステキだったのでしょう。
で、私の出番です。ここでは弾き語り4曲。「何の変哲もないLove Song」「まゆみ」「あの、ゆるやかな日々」「50年後も」を演奏しました。ん?「あの、ゆるやかな日々」?・・、もしかして新曲?と思った方がいらっしゃるかもしれませんが、残念ながらまだです。この曲は財津和夫さん率いる“チューリップ”の曲です。何をかくそう何にも隠してない私が1974年、小学6年の時、初めて自分のお小遣いで買ったレコードはチューリップのアルバム『TAKE OFF』。その直後、初めて自分の意志で観に行ったコンサートもチューリップの九電記念体育館でした。そんなチューリップの財津和夫さんと同じイベントに出るんですから、それはたいへんにうれしいことで、私が初めて買ったアルバム『TAKE OFF』から敬意を表して何か演りたいなぁと考え、最初は「青春の影」か?と思ったんですが、いや、これは財津さん御本人が演奏する可能性も高そうだし、財津さんが選曲しないだろうと思われるものを選びました。
The Beatlesの「Martha My Dear」を彷彿とさせるピアノの軽快なイントロから流れるようなAメロ。でもってBメロのファルセット、これが結構難しかったんですが、かなり練習しました。何度やっても弾き語りは緊張する私ですから、自分の3曲は演奏回数の多い比較的安全なものを選びましたが、この「あの、ゆるやかな日々」をステージで演奏するのは初めてですから、しかも自分の曲ではないですから、当然緊張感はぶり高千里です。で、演ったんですが、イントロでちょろっとミスタッチしまして、こういう小さいミスをずっと引きずってしまうタイプなもんですから、Aメロの後半でもベースラインをちょっととちりまして。あぁぁ、ダメだ。このまま進めたところで胸はって財津さんに聴いていただける演奏にはなりっこないし、こんなんじゃ財津さんのファンの皆さんにも申し訳ない。ということで、Bメロ前で思い切ってズバッと中断。丁寧に謝罪してもう一回最初っからやり直すというたいへんにカッチョワルイことになってしまいました。で、やり直しの「あの、ゆるやかな日々」、練習の成果は一応出たよう気はしますが、どうだったんでしょう。でも終わった後スタレビュのミキサーの茅原さんが「あの曲すげぇよかったっすよ」と言ってくれたので、少しすくわれました。
で、私の後はStardust Revueの登場。もう何度も観せていただいてますが、いやぁ、改めてすごいバンドだと痛感します。どんな会場でもどんなお客さんでもキッチリのせてガッツリ盛り上げるステージングはさすがです。そんなスタレビュのステージ後半に再び登場し、要さんとのスットコドッコイトークを繰り広げた後「愛は勝つ」「すべての悲しみにさよならするために」を演奏しました。そんな流れでSunset Swishも合流でしてスタレビュの「Get Up My Soul」を共演し退場します。
今回の衣裳はよく着てるアレです。絶対メールを返信してくれない要さんに送っても無理だと思い、キーボードの添田くんに「キタオンでは私は何を着ればいいですか、と、いちばんエラい人に聞いてください」とメールしたところ、「夏らしい格好で、ということです」と添田くんから返ってきたので、夏らしい・・・ってことは、Tシャツをバミューダにハイソックスあたりかな、とよく着てるアレにしました。で、自身の弾き語りとスタレビュとの共演と最後の全員集合演奏と、登場機会が3回あったので、北海道用の緑のシャツを追加オーダーして3種のパターンを用意、その都度着替えました。だってそうでしょう、汗かきますから。
で、後半は財津和夫さんの演奏。思えば私にとっては1974年以来35年ぶりの財津さんの生演奏です。ステージ脇でななめ後ろからずっと観せていただきましたが、いやぁ、感動しました。特に「夢中さ君に」はこみ上げましたね。で、平原綾香さん、山本潤子さんと続き、最後は出演者全員で「翼をください」を演奏してフィナーレ。
終演後は財津和夫さんと記念写真。私の演奏時間には財津さんはまだ会場入りしていなかったので、財津さんは私の「あの、ゆるやかな日々」を生では聴いていませんが、「あとで是非聴かせてください」とおっしゃっていただいたので、後日同録音源を送らせていただくことにしました。あの間違ってやめちゃった1回目も込みで送るかどうかは、これから考えます。
と、そんな感じで【MUSIC GARDEN WITH 2009】充分楽しませていただきました。観に来てくださった皆さん、ありがとうございました。
来週は9月16日に発売されるStardust Revueの新作アルバム『太陽のめぐみ』について私なりの勝手にかかせていただこうと思います。
とかなんとか言ってるうちに、うわっ、明日からじゃないですか、【弾き語りばったり #11 〜言った、言わない〜】。初日新潟の皆さん、もうすぐ47にもなろうというこんな私をどうかあたたかく見守っていただけるよう、よろしくお願いしマスカルポーネ。
2009/09/11
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