No.225
『LIVE DVD じゃぁ、スイスの首都は?』
さて、そろそろ発売になります、LIVE DVD【BAND LIVE TOUR 2009 じゃぁ、スイスの首都は?】。09年9月9日発売ですから、価格も¥9,999にしたらよかったんじゃん、なんて今ごろ思ったりしてますが、そりゃちょっと高すぎ〜たかすぎ〜タカスギ〜開発(昔の九州ネタ)ってことで、初の2枚組にもかかわらず、お値段据え置き¥6,800!
なんだかのっけからカネの話で申し訳ない。The Beatlesの「Revolution」以外はトークもすべて収録したほぼノーカット作品ですが、なぜ「Revolution」のみ収録しなかったかという、実はそのへんに理由がありまして。いやね、ここだけの話、ビートルズって楽曲使用料が高いんですわ、映像ものとなると特に。それこそそれ入れる入れないで販売価格変わっちゃうってぜって話になりまして、「Revolution」がこのライブに於いて重要なキーとなる曲だったら、それでも収録したんでしょうけど、ただなんとなくやりたかっただけなんで、まぁ、外しました。ってことで御理解ください。
さて、そんなLIVE DVD【じゃぁ、スイスの首都は?】ですが、どうでしょう。今回プロデュースしていただいたのは、立本さんという英国帰りの日本人なんですが、いやぁぁ、よかったです。これまでの私のLIVE DVDの中で最も音楽的な映像作品と言えるでしょう。もちろん私は映像に関してはまったくのシロートなもんですから、まず“オフライン”という編集済み映像をもらって、それも見ながら、「ここは、ギターの手元を」とか「一瞬ドラムフィルにいってから、キーボードにパ〜ン!」とか、曲毎に細かく修正してもらうんですが、今回は、細かいアレンジまで充分に理解した上で撮影・編集していただけたので、修正点は1曲あたりほんの2〜3箇所で、私が立ち会った本編集は計24時間で完了しました。いちばん直したかったのは私の顔だったんですけどね。目を二重にして、ほほをこけさせて、鼻と顎とちょっと尖らせたかったんですが、だったら整形すりゃいいじゃんということになり、仕方なく現状を受け入れる事にしました。
音のトラックダウンは計6日間、もちろんこれに関しては私が現場監督ですからず〜っとスタジオに詰めます。で、これが毎回夜中か明け方までの作業でゲンナリしましたが、トラックダウンのエンジニア・川澄さんと、アシスタントの佐藤さんは、私が帰った後も処理すべき作業がいろいろ残っているので、毎回徹夜だったのでしょう。御苦労様です。そんな甲斐あって、個々の演奏をよりリアルにお楽しみいただける仕上がりになったと思います。
偶然とは言え、私としてはかなり音楽的でうれしかったのは、再生すると最初に“WARNING”の画面が出ます。で、観る方の注意を引くために“WARNING”の文字の両脇の赤い四角が点滅します。これは既定のありもの画面でその点滅速度はすでに決まっているんですが、これがたまたまオープニングのビートループと同じテンポだったもんですから、Perfumeの「ポリリズム」のド頭の“ジャーン”から拍数を逆算して音がスタートするようにしました。
オーディオコメンタリーは今回も野沢トオルくんとのダラダラトーク【KANとトオルのコメンタリ・ヴー】です。メニュー画面でON/OFFが選択できます。まずはOFFのまま、ライブを何度もお楽しみいただき、いいかげん飽きたところでONにしてみることをお薦めします。一応念のために言っておきますと、“コメンタリ・ヴー”とは、「Comment allez-vous ?/コモンタレヴ?」=ご機嫌いかがですか?というフランス語と“コメンタリー”をひっかけたものです。ダジャレを説明するってのもかなりかじゅかちいものがありますが、一応ね。そんな【KANとトオルのコメンタリ・ヴー】の後半では、“怪奇心霊現象”が起ります。なんじゃそりゃ感に溢れていますが、まぁそんなことも含めてお楽しみいただければと思います。
あとはなんですが、ジャケット写真ね。これもいろいろああでもないこうでもない、とデザイナー・太田さんにやってもらったんですが、最終的にここに落ち着きました。でもやっぱコレも顔を直したくてね、目を二重にして、ほほをこけさせて、鼻と顎とちょっと尖らせたかったんですが、でもやはり、だったら整形だよ、整形、ということになったので、仕方なく現状を受け入れる事にしました。とかなんとか言っちゃて、写真の横幅を少し詰めてもらってますけど。
あとはなんですか、字幕です。曲タイトル・歌詞はもちろん、トーク部分にもすべて字幕スーパーを入れました。これがまたたいへんな作業だったんですが、字幕オペレーターの上田さんという女性が非常に優秀で手際よく作業してくれましたから、私が行く前までの作業は膨大だったと思いますが、私の確認作業には思ったほどの時間はかかりませんでした。最後のベース西嶋さんの人間フェイドアウトまでこだわって入れてますんで、その辺も含めてお楽しみください。こちらもメニュー画面でON/OFFを選択できます。
今回は、テレビショッピングならぬコラムショッピングかのように、柄にもなく宣伝活動に終始してしいまい失礼しましまストライプ。まぁそのくらい皆さまに観ていただきたいということで御容赦ください。というわけで、細部まで手をかけたLIVE DVD【じゃぁ、スイスの首都は?】を是非よろしくお願いします。
とは言ったものの、この商品は一般流通でのいわゆるメジャー販売ですので、当サイト内【SHOPPING】での通信販売はいたしません。ごひいきの小売店、またはインターネットなどでお買い求めください。
さぁ、6日(日)は北海道・岩見沢キタオンでの野外ライブイベント【MUSIC GARDEN WITH 2009】に出演します。そっち方面の皆さま、会場でお会いできるのを楽しみにしています。
2009/09/04
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