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Friday Column

No.124

『クワレンタイ・チンコ!』

はい、9月24日、45歳になっちまっちゃいました。昨日聞いたんですが、リア・ディゾンちゃんと同じ誕生日だそうです。それがうれしいのかそうでもないのか自分の中での解釈がまだ定まりませんが、とにかく、各方面からのたくさんのお祝いの品・メッセージ・念じ、ありがとうございました。

こうして毎年、確実に年をとっていくわけですが、ねぇ、どうなんでしょう。よく「すてきに歳を重ねる」とか、良さそうなこと言ったりしますけど、私に言わせりゃやっぱ断然若いほうがいいですね。できれば、何の責任もなくず〜っと10代でいたかった。それは無理だというなら、せめて20代のままでいさせてほしかったですね。でもって19歳くらいのかわいい美人が・・・・、まぁやめときましょう。

それにここ数年よく聞く「ちょい悪オヤジ」? あれもなんかね。ジロラモ・パンツェッタさんとかだと確かにアリな響きですが、なんか誰彼かまわず意味なく使いまわされてるっぽい言葉ですよね。どうあれ私の場合はどう転んでも“ちょい悪”的雰囲気はないですからね。あえて自分自身を分析して流行語になりそうな呼び方つけるとしたら“むっつり系ロリコン”ってことで、『ムツロリ−さん』なんてどうでしょうか。なぜか“さん付け”なところがポイントです。

まぁとにかく、歳はとりたくないですけど、毎年誕生日が来てはひとつ年をとるという先進国共通の国際ルールで生活してるわけですから、しょうがないってことです。

このサイトを開設してから過去2度の誕生日を越し、その度に1年のテーマを設定してきました。素数年「43」になった時は「“割り切れない”をテーマに1年を過ごす」ってことにしましたし(コラムNo.019)、「44歳」は北京語読みにして「スーススースイっと行こう!」ってことにしました(コラムNo.072)。結果何がどうだったのかは自分でもよくわかってませんしそれでいいんですが、とにかく今週は「45」という数字を考えるべき週です。

素数が比較的多い40台にありながら、約数は3、5、9、15と4つもある「45」。約数が多いほど個性を欠く数字だと解釈する私にとっては、まぁ、そのようなイメージの数字です。しかしここからの1年間、私は「45」なもんですから、少しでも前向きにいろんな角度から「45」を考えてみます。

アパートには風呂がなかった大学生時代、夜のアルバイトに行く前に、開店時間の午後4時に近所の銭湯『旭湯』に行ってましたが、開店時は風呂のお湯がえらく熱くてね、湯温計を見るとだいたい「45度」とかなり高めでした。ここにどんどん人が入って来て、水でうめたりなんかしてくうちにうまいこと42度くらいの適温になるんでしょうし、それを見込んでの開店時の45度だったのでしょう。お酒ではどうですかね、スコッチウィスキーのアルコール度数はだいたい40度。「45度」も時々見かけますがウィスキーとしてはかなり高めの度数です。おっ、偶然にも“かなり高め”が続きましたね。ということで“かなり高め”に、敢えて“かなり高飛車”なイメージで45歳を過ごしてみるってのはどうでしょうか。この“高飛車”って単語自体が古くさくて“高飛車感”を半減させてるような気もしますが、調べたら将棋用語でした。そういえばあの沢尻エリカさんってのは、えらく高飛車キャラで扱われてるようですね。よく見りゃまだまだあどけない子供顔なのに一生懸命突っ張ってる感じが、私たち『ムツロリーさん』には善く響くんですがね。でも、すぐ大人になっちゃうんだろうなぁ・・・えぇぇっと、話戻したいんですが、どこにもどればいいのかわかりません。

じゃぁ、スポーツはどうでしょう。ボールを投げる時も打つ時も、走り幅跳びでも、放物線が最も遠くまで伸びる角度は「45度」でなんですよ、たしか。よし、これでいいや、これにしよう。ってことで「45歳」になった私のこの1年のテーマを発表します。

『ちょっと高飛車に遠くに伸びる放物線のイメージ』

・・・だめだ、わかりやすそうで、非常にわかりにくい。かといって哲学的な雰囲気は全くない。だいいち、語呂がわるいよ、言葉のリズムが。・・・ということでなんだかめんどくさくなっちゃたんで、45歳のテーマは特になしです。そんな毎年毎年イチイチあるかってんだー、ラブミーテンダー、バーテンダー。

はい、そんな私の誕生日9月24日は地元・福岡の海の中道海浜公園ってとこで『アコギ魂』という野外イベントに出てました。2000年頃、福岡のテレビ西日本で『星の種』という番組をやっていた時に知り合った当時アマチュアの「ケータ」くんが、後に「タクヤ」くんと知り合って結成したアコギ二人組『ケイタク』が中心になって去年から始めたイベント『アコギ魂』に、ケータくんから「是非出ていただけませんか」と直メールをいただき「私でよければよろこんで」ということで出ました。


芝生の上でケイタクと
 

シャドーリハ

福岡在住のR.O.Bの3人、韓国からのMayさん、相川理沙さんがオープニングアクトをつとめ、でもって私。続いて新潟県佐渡島から平川地一丁目のお二人、大阪から東京に引っ越したばかりという大柴広己くん、京都の“奇跡のオッサン”今西太一さん、でもって最後にケイタクという、アコギだけのイベント『アコギ魂』。っつっても私ですから、一文字大きく勘違いしたかたちで『アコピ』での弾き語りでしたが、一応、アコギは持ってって、ピアノの横に立てて置いときました。“魂”を見せるためにね。ちなみにステージで着たブレザーは25年前の1982年、当時のバンドライブ用に買ったもの。当サイトの【ヒストリー1981〜1982】の写真と同じブレザーです。まぁ25年間、センス的にも何ら変わってないってことですね。でも体型はちょっと変わったようでズボンの丈がえらく短く感じましたが気のせいでしょうか。終演後の打ち上げでは、シャンパンなんて出してもらってバースデイケーキなんかも用意してもらってて、思えば久しぶりにローソクひゅ〜なんて吹き消したりして、昼間から夜中まで楽しい誕生日を過ごさせていただきました。


25年前のブレザーと魂のアコギ

最後に再び「45」の話。
英語では御存知「forty five」フォーティー・ファイヴ。
北京語では「四十五」スース・ウー。
フランス語では「quarante cinq」キャほン・サンく。
イタリア語では「quaranta cinque」クワランタ・チンクエ、ですが、

スペイン語ではどうでしょう。
これがたいへん困ったことに、
スペイン語で「45」は「cuarenta y cinco」クワレンタイ・チンコです。
ウソじゃないです、ホントです。
「40=cuarenta」「と=y」「5=cinco」でクワレンタイ・チンコです。
仕方ないじゃないですか、ホントなんですから。
悪いのは私じゃありませんよ、悪いのはスペイン人です。

しかし、なんだか見えてきました。私がこの45歳をどう振る舞っていくか、そんなイメージが見えてきました。考えてみれば「5=チンコ」ってところである意味すでに成り立ってる感はありますが、ここに「クワレンタイ」がつくところに私は大きな意義を感じています。

試しに大きな声で読んでみて下さい、『クワレンタイ・チンコ!』。
ね、「45」だからこその響き、そしてヘタすりゃ奥深いかもしれない世界がありそうです。

この妙に博多弁っぽい響きと、45歳の誕生日を故郷福岡で迎えたことに、なんらかのステキなインガを感じながら、この1年は『クワレンタイ・チンコ!』でいくことにしました。でもこれは私だけの問題なんで、お読みいただいてる皆さんはなにも気にしていただかないほうがいいと思います。でも、来週は『ベスト盤』についての詳細を発表しますし、その次の週にはまた別の重要な発表もあります。それも含めて私の気持ちはクワレンタイ・チンコ!です。今後の情報には充分注意してください。

2007/09/28

『ケイタク』オフィシャルサイト http://www.keitaku.com/



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