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Friday Column

No.470

『ついに買い替え』

突然の御報告ですが・・・、ついに、やむをえず、買い替えです。

いやぁ、まいりましたよ。いきなり「パンッ!」とサイレンサーをつけた銃声のような音が聞こえて、ん? と見てみたら、モーターの後ろのとこから、ロウみたいなのがボタタタタと垂れ落ちていました。モーターのカバーは異常な高温になっていて触れぬほどです。

あ・・・、車じゃないですよ。扇風機の話です。

その前段階のエアコン不調の話からしなければならないんですが、先週の東京はうわぁぁぁってほど暑かったんですよ。それで、エアコン嫌いの私もいくらなんでも無理無理ってことで、この夏初めて冷房を入れてみたんですけど、んんん、1時間経っても部屋が涼しくなりません。エアコンから出ている風に手を当ててみると、うううん、これって冷房かなぁ、送風かなぁ、くらいの微妙な温度で、でも、設定温度を最低にして風量を「強」にして1時間経っても涼しくならないってのは、これは明らかに冷房じゃないでしょう。ほんの6週間の『コラム No.464』に書いたとおり、案の定です。

ってことでメーカーさんに電話して、私の予定もあって、来てくれるのは8月1日(金)ってことだったので、まぁ仕方ない、ガマンするしかないので、扇風機を出してきたわけですよ。それで、柄にもなく「強」にして数時間経ったころ、冒頭の「パンッ!」ってことになりました。

だいたいこの扇風機も拾ってきたやつなんですけどね。パリから帰国した夏だったと思いますが、ある日、住んでた家の斜め向かいの家の前にロッキンチェアと扇風機が捨ててあって、それは粗大ごみだったんでしょうけど、じと〜っと見ていたら、その家の御主人(外人さん)がたまたま出て来たので、「このロッキンチェアいただいた良いですか?」と聞くと、もちろんどうぞってことだったので、ついでの扇風機も聞いてみたら、問題ないとのことだったので、まとめて引き取りました。それからもうかれこれ10年くらいでしょうか、暑い夏の数日間だけ「弱」で回す程度に使っていました。それが今回は「強」いっちゃったもんですから「パンッ!」ですよ。

インターネットで調べてみたら、製造年は1970年またはそれ以前だったので、こりゃこりゃ40数年前の扇風機だったんですね。同機種の発火事故の実例なんかも複数みつけてしまいました。たぶん、モーターの潤滑油的なゲル状のものが長時間の「強」運転で加熱されて破裂したのでしょう。寝てるときとか、消し忘れて外出してたりしたら、そのまま更に加熱されて発火、へたすりゃ火災、ってことなんでしょうね。

というわけで、エアコンは効かないは、扇風機はこわれるわで、踏んだり蹴ったりあっちむいてホイ! とはこのことです。あと家にある冷房器具はこれだけです。

これじゃぁ、どうにもなりませんよ。あ!そういえば、アレがあった! と押し入れの奥に見つけたのがコレ。

キティちゃんのミニミニファン。ファンだけにファンの方からいただいたのでしょうか、いや、なんかのビンゴ大会かなんかで獲得したのでしょうか、いずれにせよあってよかったです。いやぁしかし、キティちゃんはかわいくて良いんですが、この暑さにはちょっとパワー不足。27年も芸能人をやっているとリビングもそこそこ広いですから、首振り角度も小さく、これでは風が回ってくれません。というわけで7月27日(日)、新しい扇風機を買いに行くことにしました。

今どき扇風機なんて売ってるんだろうか。でも量販店に行けば、ないってことはないだろう、と柄にもなく大型電器店に行ってみたら意外や意外、すんごい数の扇風機がずら〜っと並んで売り場はフィーバーフィーバー。種類があり過ぎて価格の幅も広く、どれをどう選べば良いのかわかんなくなるくらいです。そんななか、充分な大きさのキティちゃんの扇風機が5,000円台であったので、これでいいじゃん、と思ったんですが、展示品の現品処分でした。思えば扇風機を自分で買うなんてのは人生で初めてのことかもしれません。それなのに、誰だかわかんない人がかわるがわるベタベタ触ったであろうものを買うってのは、どうも気が進まなかったのでキティちゃんは断念。結局、「広告の品」とラベルが貼られていた国産メーカーの4,000円台のやつを買ってきました。

コレ、いいですよ、5枚羽根なので風当たりがソフトですし、首振り角度も3段階で設定可能。風量に強弱のついた「リズム」というモードもあります。

で今日、8月1日(金)、メーカーさんがやって来ました。室外機のカバーを外して、家の中と外を行ったり来たりしながら1時間ほどいろいろ点検してもらった結果、冷媒ガス不足に加えて電動膨張弁の不良という診断結果が出ました。それは10万円ほどかかる高額修理になり、97年製造の機種なので、このあと部品がなくなるだろうことも考えると、決して修理はお勧めできない、とのことです。97年製ってことは17年。女性だったら最も美しく輝く17歳ってことですよ。それを手放すなんてのはなんとも悔しい思いですが、あと何日続くのかわからないこの暑さをエアコン無しで乗り切る勇気もなく、やむなくエアコンも買い替えることになりました。

というわけで、現在は微妙な喫茶店でこの原稿を書いていますが、冷房が利き過ぎです。

自慢の高級北欧車はまだまだ買い替えませんよ。ついこないだトランスミッションを丸ごと取り替えたばかりで、32万円もかかっただけあってこの暑さでも快調に走っています。

2014/08/01


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