No.382
『超常現象』
まずは、先日、大阪の靭公園センターコートで行われたライブイベント【靭のハミング】。悪天候の中、観にきてくださった皆さま、ありがとうございました。 この内容については、掲載可能な写真をいただいてから、後日細かく振りかぶってみたいと思います。
さて今回は、超常現象について、それも私たちの生活の中にある、美しく幻想的な現象について、複数の貴重な写真とともに、書いていこうと思います。
・・・と、この時点ですでに、この『金曜コラム』を長くお読みいただいている皆さまには、ぜったいインチキか、ただのヘリクツこね回しのどちらかだろうと、疑われていることでしょう。オフィシャルサイト開設からこれまでの7年あまり、私がそのようなインチキやヘリクツこねまわし文章を繰り返してきたわけですから、そう思われても仕方のないことです。が、しかし、今回はちょっと違います。決してインチキではありません。ただ、ちょっと甘いって言ってしまえばそれまでなんですけど。まぁ、書きます。
先週のある日の午前中、いつものようにジョギングしていたら、・・・いや、正確には“いつものように”じゃないですけど。ジョギングってあれですよね、なんか、気がついたら、最近走ってないなぁ、ってなってますね。それも普通に3ヶ月くらい。BAND LIVE TOURやってる時期に走ってたのは確かなんですが、その後、いつくらいから走んなくなったのかは定かではありません。ま、とにかく来月からはパントマイムのツアーが始まりますし、9月に入ってからは走ってます、毎日じゃないですけど。という意味も含めて先週のある日の午前中、いつものようにジョギングしていたら、ふと、車道の真ん中にイチョウの葉がピンと立っているのを見つけました。ん? なに? 何がどうなってる? これはいわゆるひとつの超常現象ではないか!ということで、ダッシュで家に戻り、携帯電話で写メを撮るためにその場所にダッシュで戻ると、まだそのイチョウはピンと立っていましたよ。
近づいてしゃがんで見てみても、確かにイチョウの葉が自力で立っているのです。すると、そのイチョウはす〜っと私のほうに近づいてきます。
うわっ、と私が後ずさると、今度はしゅるるる〜浮き始めました。
なんだ、これは! それはまるでタツノオトシゴが海中を浮遊するかのような動きです。そしてイチョウはそのまます〜っと2m位まで高度を上げて、私から遠ざかっていきます。私の携帯のカメラ、シャッターボタンを押してから撮影するまでに3秒くらいのタイムラグがあるので、浮遊するイチョウを至近距離で追いながらの撮影はかなり不審に見えたのでしょう。たまたま通りかかった近所の御夫人が「どうしました?」と言ったので、「イチョウが・・」と言うと、「あらま、めずらしい!」と、この超常現象を見守ります。
するとイチョウは、くるりと向きを変えて・・・
しゅるるる〜〜っと私のほうに近づいてきました。
・・と、こういうエキサイティングなタイミングに限って、私の携帯は電池残量が少ないわよ、という表示。うううん、特に最近の私は、なんかこうゆうふうになるんですよね。というわけで、ここで撮影は終了したものの、その超常現象をしばらく楽しんでいました。
ここまでお読みの皆さまのほとんどは、それって、クモの糸がくっついてんじゃないの、とお思いでしょう。果たしてそれはその通りです。光の加減でクモの糸がキラッとひかって見える角度がありますから、そんなもんはわかっています。でもね、なんかいいじゃないですか。イチョウの葉がひゅるるる〜って浮いて、遠ざかったり近づいてきたり。見ているだけで充分に楽しめるものです。
すると、そこに、小走りで角を曲がってきたリュックサックの青年が、走りながら左手でクモの糸をさっとつかんで払い、あらららら、イチョウは車道に落ちてしまいましたよ。
・・・と、まぁ、それだけなんですけど、今回。 そんなことがあった、という報告だけで、特に言いたかったことはなにもありません。
それにしても、なんでしょうね、あの青年。別に私にいやがらせをしようといたわけでもないでしょうけど。なんなんでしょう。クモの糸をみると無意識につかんで払ってしまう性格なのでしょうか。
ということなんかもありながら、10月からの【弾き語りばったり #17 もしもヒアノがぴけたなら】に向けての準備を中心に、なんやかんやと忙しくしています。
ところで、先月末のクアラルンプールでの写真の現像が上がってきて、今、少しずつ画像を取り込んでいることろです。が、旅行の度になんらかの不具合が生じるようになった私のアナログカメラ、今回はフィルムが巻き上ったと思って開けてみると、まだ途中で止まってた。ということが2度ほどありまして、やはり撮った写真の一部が感光して、現像不能になってました。んんん、ついに買い替えるか、という感じです。
しかし、私が三脚とセルフタイマーで自我撮りした【コアラるんるんプール】は、ちゃんと撮れてて無事に現像できましたので、御覧ください。
はぁい、どうですか。良いでしょう。はい、良かったです。 なんのことかさっぱりわからない方は、コラムNo.380を御覧ください。
というわけで、依然週回遅れ状態を維持している『金曜コラム』、この原稿はあくまで9月7日分です。ということを自分のためだけに記しておいて今週はこのへんでオヒラキとさせていただきます。
それから、LIVE DVD【ある意味・逆に・ある反面】の発売が延期になりました。すでに御予約いただいている皆さま、また、発売を楽しみにしていただいている皆さまには、たいへん申し訳ありません。新たな発売日が確定し次第、お知らせしますので、もうしばらくお待ちください。
2012/09/17
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