KAN オフィシャルウェブサイト【金曜コラム #301】

Friday Column

No.301

『またまた新機能！』

まずは【弾き語りばったり #13 ~Moonlight Sirinade~】、鹿児島・長崎公演を観に来ていただいた皆さま、ありがとうございました。長崎はねぇ、寒かったですね。街もそうですけど、会場がね、私のせいじゃないんですけど。なにしろ衣装の上にコート着て演奏しましたから、そんなの初めてです。観ていただいた皆さま、かつてない低温の中、御辛抱いただきありがとうございました。

そんななか、私としたことが、なんとPerfumeのLIVE DVD【1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11】のリリースをうっかり忘れてまして、札幌のプロモーターさんからサンプル盤をいただいて初めて気づき、いやしかし、特典DVD付の初回盤を買わなければと、ひゃぁぁぁぁぁぁ〜〜っと銀座・山野楽器に走りましたが、初回盤は予約だけで完売。そりゃそうでしょう、そりゃそうです。私としたことが、情けない。仕方がないので、根本要さん用に通常盤を１枚買って、流れで敢えて間違ってKARAのアルバム【Girl’s Talk】も買ってしまいました。だってスタレビュの添田くんが「コレが、けっこう音カッコイイんですよ」と言っていたからです。決してタイトルに飛びついたわけではありません。そしたら、お会計をしてくれて女性店員さんに【THE RESTORATION SERIES】の店頭ポップにサインを求められたので、サインの下に「PerfumeとKARAを買うために来店」と正直に書きました。そのまま店を後にするのはあまりにカッコヨスギルと思ったので、３階に上がってオーケストラアレンジ用の２０段の五線紙を買って、心の中でバランスをとりました。

そうです。ツアーの合間をぬって、５月１日の【KAN×昭和音楽大学管弦楽団】のアレンジ・譜面書きをやってます。やぁ、おもしろいですけど、たいへんですけど、おもしろいです。

普段、自分のレコーディングのためのデモ音源はコラムNo.222,223,224あたりにも書いているように、ドラムマシーンでリズムデータを作って、それをシーケンスソフトに移し、そこにベース・ピアノ・シンセなどのデータを順次作ります。この場合は、それぞれの音を簡易シンセ音源で随時再生して確認、ハーモニーなどを検証しながら作業を進めますし、過去の経験上、その完成イメージは頭の中で充分に鳴っています。

が、しかし、今回のオーケストラアレンジはそういうわけにはいかないのです。なにしろ楽器数・パート数が膨大ですから。それらを簡易シンセ音源で再生しようとしたところで、バイオリンもビオラもチェロも、せんせ音源では基本同じような音なので、なんだかペターっとして、音が重なれば重なるほどグシャッとなっていくだけです。管楽器についても同じことがいえるもんですから、これらをすべて打ち込んで確認・検証しようとしたところで、時間が倍かかるわりには帰ってわかりにくくなっちゃった、ということになるのは目に見えています。なので、オーケストラについては、すべて頭の中だけでイメージしながらアレンジしていくのです。０９年のＮＨＫの番組でやらせてもらった『愛は勝つ』同様、実際に全員でせーのドンと演奏して初めて、そのアレンジでだいじょぶなのかどうかを聴くことができるのです。だいじょうぶでしょうか。いや、だいじょぶなはずです。

ここで私が最も言いたいことは何かと言うと、それは、今週は、いや、これから先、少なくとも３月いっぱいまでは、コラム書いてる時間はあんまりないよ、ということです。うん、やはりこんな時代だからこそオレはオレなりの可愛いブログを始めるべきでしょうか。でもなぁ・・・。一応今回もそれ風でやっときますか。

「またまた新機能！」

瀕死の愛機【P205-WG】にまたまたすんごい新機能を発見しました！
ライブ翌日の仙台駅で買ったおむすびのパックについてた輪ゴムが“青葉グリーン”でかわいかったので、巻いてみたらなんだか調子よくなっちゃって、比較的電源が入りやすいここ最近でしたが、ある日、電源を入れよういつものように押したり振ったり叩いたりしていたら、いきなりグゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥと携帯が震えだしました。でも、液晶画面にはなにも表示されてません。それも、いわゆるマナーモードのグゥゥゥッ、グゥゥゥッ、グゥゥゥッ、という断続的な振動ではなく、グゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥと震え続けるのです。１０秒くらいはあっけにとられて見ていましたが、なんだかこわくなっちゃって、こっちまで足が震えてきたのでバッテリーをカパッて外したら、止まりました。ふぅ〜。