No.256
『カンチガイもハナハダしい私のまわりのブツ解説 2』
はい、【BAND LIVE TOUR 2010 ルックスだけでひっぱって】仙台・札幌公演終了しました。観に来ていただいた皆さま、ありがとうございました。お楽しみいただけましたでしょうか。
さて、今週は先週からの続き、最新アルバム【カンチガイもハナハダしい私の人生】のジャケット上、私のまわりに配置されたブツ解説、その2です。
■Roland VP-550
ギターの中野さん(センパイ)を通じて【Roland】さんから御提供いただいたボーカル・デザイナー。マイクを通した音声を加工し、その音階を鍵盤で出せるシンセサイザー。09年のツアー【じゃぁ、スイスの首都は?】のオープニング『ポリリズム』のフレーズは、ピアノの後ろに隠れた私がこのVP-550を弾きながら歌ってました。現行商品はぐんとグレードアップしたVP-770。
■minerva MTS80A
テナーサックスです。たしか96年のツアーでベースの西嶋さんが演奏するために私が札幌の島村楽器で購入したもの。LIVE DVD【あいつとおれ】のオープニングナンバー『Shower Sax』でも、西嶋さんがこの楽器を演奏しています。
■YAMAHA RX-11
学生時代の84年に購入し、現在もデモ音源制作でのリズムプログラミングに使用し続けているドラムマシーン。(関連コラム No.222)
■Louis Roederer Brut Vantage
私が最も好きなシャンパーニュのひとつがこの【Louis Roederer】。ここに写っているのは2003年のヴァンタージュものですが、多くの場合は【Premier Brut】を飲みます。
■Pommery Brut 375ml
近所の酒屋さんで撮影用に購入したポメリーのドゥミ・ブッテイユ。
■Moet & Chandon Brut Imperial 200ml
世界で最もポピュラーだと思えるモエ&シャンドンのベビーボトル。これも撮影用に購入しました。今アルバム収録曲の歌詞のほとんどは、シャンパーニュを飲んだ状態で書かれました。という意味で、3種のシャンパーニュを頭に繋げてみました。
■SONY MDR-Z600
会社のデモ音源制作スペースで使用しているヘッドフォン。(関連コラム No.224)
ジャケット表面に配置された機器類の解説はここまで。 ここから先は、ブックレット内歌詞面にのみ登場する機材の解説です。
■YAMAHA QX-1 (REGIKOSTARのページ)
1986年、デビューに向けた勢いだけで48万円で購入したシーケンサー。私の世代の音楽好きの方なら「おぉぉぉ、あったねぇ、こういうの」と懐かしがってくれることでしょう。当時の48万円と言えば、現在の私に換算すると5000万円くらいに相当するのではないかと思える大買い物。しかし、コレを買ったはいいものの、本レコーディングではマニピュレーターというその筋の専門家がついてくれるということで、この【QX-1】はほとんど使われることはなく、ほぼ新品同様の状態で23年間倉庫に眠ったままです。今後も使うことはまずあり得ないと思います。そういう意味では今回の撮影でやっと小さな役目を果たしたと思えます。
■Leica PRADOVIT P 150 (ピーナッツのページ)
これは珍しい形のカメラではなく、スライド映写機です。旅行などで撮影したポジフィルムをこの映写機で真っ暗にしたリビングの壁いっぱいに映し出します。甥っ子や姪っ子が遊びに来た時に自慢げに映写会を開催しますが、旅行写真は実際に行った人しか楽しめないのが常なもんですから、こっちはノリノリで解説してるのに、なんだか静かだなぁと部屋の電気をつけた時には皆だいたい寝てます。
■Ephiphone CASINO (青春の風のページ)
1978年、高校入学祝いに親から買ってもらったギターです。(関連コラム No.252)
■Bust of Tchaikovsky (予定どおりに偶然にのページ)
最も好きな作曲家のひとり、チャイコフスキーの胸像。たしか、モスクワ・マヤコフスカヤ駅上にあるチャイコフスキー記念コンサートホールで2002年に購入したもの。この曲のイントロ・間奏部にチャイコフスキーの『白鳥の湖』的フレーズを入れ込んだことを気づいてもらおうと思いまして。
ちなみに各種楽曲データを現したグラフィックデザインは、John Mayerの2003年のアルバム『Heavier Things』のインナーブックレットのアイディアをモチーフにしたものです。
とまぁ、こんな感じです。アルバムを聴く上で少しでもイメージが膨らめばと思います。
さて、明日は広島公演、明後日は福岡公演です。バンドでの広島は実に9年ぶりですから、特別に楽しみにしています。御期待ください。
2010/04/09
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