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Friday Column

No.247

『オレのいつものヤツ、あるよね』

はい、アルバムレコーディングはあと1曲の歌入れと3曲のトラックダウンと、やっと出口が見えたところで、今週の私はキャンペーンで各地をまわっています。2日は仙台、3日は福岡、4日は広島、本日5日の午前中、名古屋に向かう新幹線の中でこれを書いています。今週もレコーディングについてチラッと短めに書こうと思います。

今回のアルバム【カンチガイもハナハダしい私の人生】には複数のゲストミュージシャンが参加しています。それは「今回はゲストをたくさん呼ぼう!」と意気込んだのではなく、以前から是非一緒にやってみたいと思っていた演奏家との好機会がたまたまここで重なったという感じです。

先週書いた塩谷哲くんには90年代の終わり頃に大阪のイベントで初めて会って、その演奏にうっとりして、「一度弾いてもらいたいなぁ」と思ってはいたものの、01年のアルバム【Gleam & Squeeze】にも、06年のアルバム【遥かなるまわり道の向こうで】にも、塩谷くんに弾いてもらうべきジャズナンバーがありませんでした。で、今回『小学3年生』というビッグバンドジャズを作った時に、これこそが塩谷くんに弾いてもらべき楽曲だと確信したので、デモ音源ともにオファーしたというわけです。

そしてTRICERATOPSのドラマー・吉田佳史くん。08年のイベント【LuckyRaccoonNight vol.2】で初めてTRICERATOPSの演奏を30分観て、そのウマサとカッコヨサに感激してニワカにファンになり、その後09年夏までに3度ライブを観せていただき、そのウマサとカッコヨサを確信し、そんななか【LuckyRaccoonNight vol.3】では一緒に演奏する機会もあり、酒をブリブリ飲む機会もあり、そのオモシロサとノミップリに感服し、次のアルバムでは必ず叩いてもらおうと決意しました。で今回、West Coast風のロック『青春の風』と、『ピーナッツ』というなんとも悲しいメロディアスナンバーとの2曲を叩いてもらいました。両曲のドラミングのニュアンスの違いなんかも含めてお楽しみいただきたいです。

上記2曲は吉田くんの他、ベースは美久月千晴さん、ギターは佐橋佳幸さん、ピアノは我らが小林信吾さんいう、信頼のおける豪華メンバーによりベーシックトラックを録音しました。とてもいい演奏が録れた証しに「では、ヅラ記念写真」を撮りましょうということにしました。

私が3脚を立ててデジカメをセットしていると、小林信吾さんが「オレのいつものヤツ、あるよね」と言ったので、「えぇ、もちろん」とお侍さんのヅラを手渡しました。


美久月さん・吉田くん・信吾さん・佐橋さん・私

というわけで、私の乗る【のぞみ8号】は米原を過ぎ、名古屋が近づいてきましたので、今週も短いですがこのへんでお開きとさせていただきます。

来週はシングル『よければ一緒に』発売日です。買っておいたほうがいろんな意味でいいと思いますので、よろしくお願い真剣白羽取り。

2010/02/05



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