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Friday Column

No.181

『初脱ぎ! 46歳 行水ヌード』



さ、どうですか。もうすぐ、あと82kmで自慢の高級北欧車、92年秋の購入から16年で走行距離200,000kmです。東京-パリをざっと10往復した計算になります。ん?あってますよね。正確には、98年頃に距離計が動かない時期が数ヶ月間ありましたので、東京-パリを10往復して、更にブータンの首都・ティンプーまで来ちゃったくらいです。どうあれ距離系が“200,000”になる瞬間を見たいです。素数好きの私は“199,999”も決して見逃すわけにはいきません。なのでここからの数日は走行中も距離計から目が離せないので非常に危険です。

さて、そんなこととは全く関係なく、演ってきました『さくらAID』。奈良県吉野山にある金峯山寺蔵王堂でのライブイベント。桜が有名らしい吉野山ですが、時期的に紅葉を薄く期待してみながら乗った午前中の日航便関西空港行きはちょうど吉野山の南側を降下しましたので、事前にプリントアウトしておいた周辺地図と照らし合わせながら見てみると、たぶんあのあたりだろうなと思えるエリアはまだ紅葉していないようでした。ん?桜の木ってのは紅葉しないのか? まぁいいか。とにかく関空に着きまして、まず会場に入る前の私の楽しみはラーメンです。なんせ93年秋の奈良女子大の学園祭以来15年ぶりの奈良県なもんですから、必ず奈良のラーメンを食べなければと真剣に下調べをして6軒ほどピックアップ。関空からどういう道程で会場へ向かうのかがわからなかったので、関空と吉野山と周辺市街地の位置関係を見るために広い範囲の地図をプリントし、そこにラーメン店6店の位置をマークしました。前述の地図とはその地図だったんですけど。空港に迎えに来てくれたドレッドの男性に、位置関係を含めて相談した結果、今日のラーメンは『天理スタミナラーメン 桜井店』に決定しました。

運転してくれるドレッド男性、もうちょっとわかりやすく言うと“レゲエの兄ちゃん”なんですが、おもしろい人でね。むかしバックパッカーで世界一周したらしく、道中いろんな国のいろんな話を聞きました。「今日はブータンの民族衣裳で出ますよ」と言うと、「ブータンは行ったことないけど、“ゴー”は持ってます。冬ドテラ代わりに着てますよ」と、粋なレゲエの兄ちゃんです。そう、今回もステージ衣裳はブータンの民族衣裳『ゴ』。私はブータンのガイドさんウゲンくんが言っていたように“ゴ”と短く発音しますが、レゲエの兄ちゃんは近畿風の発音でしょうか、“ゴー”と語尾を軽く上げながら伸ばしてました。

ま、そんな感じで空港から約1時間走って着きました『天理スタミナラーメン 桜井店』。勢いにのってスタミナラーメンと半チャーハンのセットを注文。奈良のラーメンと言えば『神座』『彩華』は大阪で食べたことがありますが、それらと同じ雰囲気の、にんにくと一緒に炒めた白菜がたっぷりのったラーメンです、よかったです。


 


ここから会場までさらに30分走って着きました吉野山、金峯山寺蔵王堂。いやぁ、なんか荘厳です。なんつったって世界遺産だそうですから。建物の大きさに比べると境内がやや狭く感じ、大きな木もあったもんで、世界遺産を表現するべきうまいフォトポイントが見つかりませんでしたが、とりあえず写真を押さえておきました。



いつ雨が落ちてもおかしくない危うい天気の中リハーサル。この『さくらAID』の発起人でもある赤膚焼作家・武田高明さんによる焼き物に灯を仕込んで、それらを蔵王堂と特設ステージに多数配置した静かで美しい演出の中、18時コンサートがスタートします。この日の出演者は、窪塚洋介さん、川江美奈子さん、jusqu’à grand-pèreのお二人、GONTITIのお二人、そして全体の音楽監督は鳥山雄司さん。私は18時半頃登場し、演奏曲目は『君を待つ』『まゆみ』『プロポーズ』『Lady Madonna』『愛は勝つ』『50年後も』の6曲30分。純然で壮大で厳しいテーマのもと行われた『さくらAID』。とはいえ私のできることやるべきことは、ここに集まった皆さんの前でキチッといい演奏をできるかどうか、それだけにつきるもんですから、どうだったんでしょうかね。それにしてもGONTITIさんはダンディでステキです。このロケーションに響くGONTITIさんの演奏は格別に素晴らしいものでした。終演後、チチ・松村さんは、林の中で獲ってきた“こおろぎ”をカットした茄子と一緒にルーペ付きの専用ケースに入れて、大阪へ戻っていきました。

終演後は宿泊旅館『宝の家』さんの大広間で、お寺の関係者の皆さん、地元のボランティアの皆さんと一緒に打ち上げです。鳥山雄司さんには、松本晃彦くんと一緒に作ってた時代ですから、3枚目のアルバムくらいで2曲ほどギターを弾いていただいたことがあり、それこそ20年近くぶりの再会でした。現在は作曲・編曲・プロデュースも手がける鳥山さんは、TBSの『THE世界遺産』のテーマ曲を提供。03年にはイギリスのロイヤル・フィルと『世界遺産組曲』なるスゴイものを発表してるってことで、そんな鳥山さんとですから、オーケストラアレンジのことを中心に、ず〜っと音楽の話をして飲みました。私の場合、打ち上げトークテーマは“性”につきるんですが、この日はず〜っと音楽の話をしながら飲みました。そんなの初めてかも知れませんよ。

しかしこのお宿も素晴らしかったですよ。終演後部屋に入った時はわからなかったんですが、朝起きてカーテンを開けると、じゃぁ〜〜〜〜ん、朝霧けむる谷。・・・うぅぅん、こういうのどう表現すればいいかわからん、難しいですね。“どこまでもつづく海”とか“雄大なるなんたら山脈”だったら書きやすいんですけど、“谷”です。春にはこの谷に桜の花が咲き乱れるのかと想像するとそりゃもう世界遺産でしょう。この時期ですから桜の花はないものの、都会に生活していると、こういう場所の空気、酸素の濃さがたいへんいありがたく、ちょっと寒かったですけど窓を開けっぱなしに、ついでに浴衣もはだけっぱなしにしてみました。



露天風呂は私の部屋のちょうど真下にありました。こういう写真ってむずかしいんですよ。遠くの景色は霧で真っ白で、こっちは屋根があって暗いですから、陽は射してないものの逆光の状態です。しかしここでフラッシュなんかたいちゃうとドッチラケスナップ写真になりますし、セルフタイマーで何度かトライしてみましたが、この露天風呂の素晴らしいロケーションを表現するに充分な写真が撮れません。と、そこに我らが大阪名物、グリーンズの横井さんがやってきました。モデルがいるといいんですよ。肌の明るい部分でピントをロックすると、ちょうどいい具合の露出に設定されるイメージです。露出ってあれですよ、チ○コ出す出さないじゃなくてですよ、カメラのシャッタースピードと絞りのことですよからね。はい、というわけで、横井繁廣46歳、初脱ぎ!行水ヌードです。



は〜い、そんな感じで秋のライブイベント出演はひととおり終わりましたので、滞っていたサイト内の更新すべきコンテンツを少しずつ更新します。この後11月は、19日に発売される【LIVE 弾き語りばったり #7 〜ウルトラタブン〜 全会場から全曲収録】のプロモーションであちこちに行きますんで、適当によろしくおつきあいください。ってゆうか具体的に言うと、ライブアルバム買ってください。そして明日はもうひとつエキサイティングな発表がありますんで、このサイトを見てくださいよ。

2008/10/31



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