No.137
『2007年上半期をサラッと振りかぶって』
サイト開設2年半チョイ、シリーズ137にしてついに金曜日アップができませんでしたこの金曜コラムを日常的にお楽しみいただいているハイセンスな皆さまにはたいへん申し訳ないナインティーンギャル。必死こいてやっとの土曜日アップです。言い訳はあとで書かせていただくとして、今年最後の金コラですので、私自身の2007年上半期をランキング形式でサラッと振りかぶって第1球投げました、大きくはずれてボール。
第5位 ベトナム・ハノイ旅行
5月5日(土)〜8日(火)の3泊4日で、2年ぶりのベトナム・12年ぶりのハノイに行きました。『弾き語りばったり #5』ツアー終了後、スケジュール的に余裕はあまりなかったのですが、無理矢理行って良かったです。やはりハッキリ休んで区切りをつけて次の作業に移行するってのがいろんな意味で流れがいいような気がします。それにしてもハノイで自転車はなかなかのチャレンジエクスピアリエンスでした。(コラムNo.105/106参照)
第4位 スティービー・ワンダー日本公演
2月18日(日)さいたまスーパーアリーナ(略して=たますっぱいなぁ)でのスティービー・ワンダーさんの日本公演。生のスティビー・ワンダーさんを観るのは11年ぶり。精神的反則技で“業界どり”してもらった席は2列目のど真ん中。テレちゃうくらいイイ席で、まわりは実力派若手シンガーやら、有名代議士やら、オネェちゃん連れの有名プロデューサーやら、なんかすごい環境でした。しかし演奏にはバッチリ集中できまして、後ろを見渡すと確かにスーパーアリーナなんですが、ステージ見てるぶんにはライブハウスで観てるような錯覚に陥るほどの至近距離です。なんせステージ奥のドラムの“生音”が聴こえるんですから。私の中での【Album of the Yaer 2005】を受賞者した最新作『A Time To Love』からの選曲が極少だったのはちょっと残念でしたが、その素晴らしい演奏は直接的に私を感動させ、それは『プロポーズ』の新録決意へとつながっているような気がします。(コラムNo.094参照)
第3位 弾き語りばったり #5 スプリングハニカム
シリーズも4回目となった『ばったり5』は12都市17公演。各地観に来ていただいた皆さま、改めてありがとございます。いやぁ、この歳になってまだまだ勉強だと痛感します。有料サイト【北青山イメージ再開発】用のこのツアーに関する詳細記事原稿はすでに2月前に書き上げてはいるんですが、写真選択のヒマがなく未だアップできずにいます。1月中にはなんとかしますので、もうしばらくお待ちください。08年の『ばったり7』もほぼ決定しています。また少し成長した演奏をお聴きいただけるよう努力しますので、よろしくおつきあいください。(コラムNo.103参照)
第2位 『52nd Street』29年ぶり返還
1978年、水泳部の同級生・野村に借りたビリー・ジョエルのアルバム『52nd Street』は、後の私の人生を方向付ける重要な1枚でした。このアルバムをそのまま借り続けて私が所持しているということがひょんなことから本来の所有者・野村の耳に入り、「バレちゃしょうがねぇ」ということで29年ぶりの返還となりました。(コラムNo.101参照)
第1位 大友康平さんをズラで驚破!
私の自慢の高級北欧車には有事に備えて2種の“ヅラ”(町娘・お侍さん)を常備しています。今年その“有事”が起きたのは4月5日(木)朝、新潟行きの新幹線に乗るべく東京駅へ向かう首都高速は渋滞でノロノロ状態でした。ふとルームミラーに目をやると後続の車に見たことのある渋いフェイス、「ん?」と振り返るとそれはまぎれもなくロックシンガー・大友康平さんでした。窓から顔を出して後ろの車に「大友さ〜ん!」と手を振ると、「おぉ!KANくん!」みたいな感じで反応してくれました。そのあと、止まったり進んだりのノロノロ2車線の進度の差異を利用して車線を変更し、なにげなく一旦大友さん車の2台後ろにまわり、ここで後部座席から“ヅラ”をとってスッとかぶっておきます。まだ朝8時前でしたしわかりやすさを優先してこの日は“お侍さんのヅラ”にしました。再びノロノロ2車線の流れを読みながら大友さん車に追いつき、光の反射を避けるためウィンドウを全開にして大友さん車の左側にピッタリ並び、ごく自然な笑顔をおくっていると、それに気づいた大友さんは「うぉぁぁぁっ!」とたぶん声を出して驚愕してくれました。同乗していた男性はシートベルトがブチ切れたんじゃないかと思えるくらい暴れて喜んでくれていたようです。この後が肝心、そのまま並走して窓を開けて会話などしては絶対にいけません。相手が驚いている間にスーッと視界から遠ざかる、このスマートさが基本でありテクニックです。渋滞で東京駅到着は新幹線出発ギリギリになりましたが、とってもさわやかな朝でした。
そんな感じで2007年上半期はここまで。07年下半身については唐沢年明けの来週ということにさせていただきます。今週はついにコラム書く時間すらホントになくなってしまい、ワンデイディレイアップでごめんなチャイコフスキー。しかももう私は家を出てスタジオに入り、外部からの依頼曲のトラックダウンです。この曲については08年1月1日に正式発表になりますが、当サイトの『最新情報』「メディア情報」【ラジオ】を注意深く御覧頂くと事前に予測することも可能です。そして、今夜の作業が終われば2007年の私の全ての業務は完了し、年内に来週分のコラムを書きさえすりゃあとはこっちのもん、インド経由でブータンへGO!です。ひゃっっひゃっひゃっひゃっひゃぁぁぁ!
というわけで2007年、いろいろとおつきあいいただき本当にありがとうございました。08年の抱負はブータンの自然に囲まれてひとりゆっくり考えておきます。どうあれ、よりまともなアーティストに近づけるよう努力することには間違いないと思いますので、2008年もよろしくお願い始末書。
よい落としを。
2007/12/29
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