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Friday Column

No.495

『もしかしてリンネ?』

いやぁ〜、おかげさまで忙しいです。シングル発売時期ですから、プロモーションがいろいろありますし、明日3月4日(水)にはKくんのライブにゲスト出演させていただきますので、その準備もあり、発表はまだ先になりますが、秘密のレコーディングなんかもありまして、ここにきて繁忙レベルは4に達しています。MAXいくつのうちの4かは不明ですが。

そんなこんなでこの『金曜コラム』もすでに4週くらいの遅延状態です。巻き返せる気がしてません。いやしかし、是非見ていただきたい写真もありますので、がんばって書いていこうと思います。

さて、発売になりました『桜ナイトフィーバー』。もうすでに手にとっていただけているでしょうか。この曲については前回のコラムNo.494をお読みいただき、さらに【“逆”段階的試聴】をお聴きいただけると、おのずとレコーディングについてのいろんなことが想像できるかと思いますのでよろしかったらよろしくね。

で、カッペリングの『表参道』。なぜ、これをやることになったかについての話は相当長くなりますので、いつかの機会に書かせていただくとして、この『表参道』、いわゆる『オー・シャンゼリゼ』に日本語詞をつけた新解釈の変則カバーなんですが、これをやるにあたり楽曲の基本情報を調べていたところ、な、なんと、『オー・シャンゼリゼ』はオリジナルではなく、カバーだったということがわかりました。

もともとのオリジナルは、1968年、イギリスのJason Crest(ジェイソン・クレスト)というバンドの『Waterloo Road(ウォータールー・ロード)』という曲で、作者はMichael Deighan(マイケル・ディーガン)さんとMichael Wilshaw(マイケル・ウィルショー)さんの二人。これをロンドンで聴いたパリ在住のアメリカ人歌手・Joe Dassin(ジョー・ダッサン)さんが、フランスの作詞家・Pierre Delanoë(ピエール・ドラノエ)さんに仏語詞を依頼。ピエールさんはロンドンのウォータールー通りをパリのシャンゼリゼ大通りに置き換え、内容的にはほぼオリジナルに近い感じで『Aux Champs-Elysées(オー・シャンゼリゼ)』を作詞。これをジョー・ダッサンさんがアルバムに収録して発表したのが1969年。で、翌1970年に、Danièle Vidal(ダニエル・ヴィダル)さんがこれをそのままカバーしたのがヒットして、1971年に日本にも広まりました。それから、44年が経った今年、私がそれを東京・原宿の『表参道』に置き換えた、という流れです。

ということもあって、1番のAメロの歌詞「歩道橋スキップして渡るロード」の「渡るロード」を、「Waterloo Road」と発音して、オリジナルに敬意を表している私はとても律儀な人間だと言えます。

さて、アレンジメントについてですが、例えば、グレン・ミラー風の小編成の管楽器をメインにしたレトロな雰囲気など、他にもいろいろ考えたんですが、やはり、カバーですし、私にしかやり得ないアレンジメントを施したいという気持ちは強く、であれば、ここは最も好きで、専門ジャンルであるThe Beatlesで構築するべきであろう、と考え、多くの時間を費やして編曲し、デモ音源を完成させました。

『All You Need Is Love』を基本ベースにして、さまざまなコラージュを展開します。また、『Waterloo Road』『Aux Champs-Elysées』ともに、とてもAメロ・Bメロがほとんど同じ感じなとてもシンプルというか、単調な曲だったので、<G→A→D→G→A→B>と移調を繰り返すことにより、曲調に変化を与えています。

出だしのブラスのフレーズは『All You Need Is Love』のイントロとして有名ですが、それは『La Marseillaise(ラ・マルセイエーズ)』という名のフランス国歌であるわけですから、そういう意味では、それが『All You Need Is Love』のイントロにつくよりは、『Aux Champs-Elysées』をカバーした、この『表参道』のイントロにつくほうが、逆に、妥当であるとも言えます。

で、そのようなアレンジであるわけですから、ビートルズがカラダに染み込んでいるナイスなプレイヤーで録音するべきだと考え、サンコンJr.くん、奥田民生くん、和田唱くんにデモ音源を送って依頼し、快諾をいただきました。

ナイスなプレイヤーのレアな組み合わせによるレコーディングは期待どおりに、テイストもニュアンスも言わずもがな、満足度の高い演奏を録音することができました。コーラスは、上:唱くん/中・民生くん/下サンコンくんが歌ってくれています。

ナイスなプレイヤーのレアな組み合わせ

で、「この曲のオリジナルは実はイギリスの・・」という話を、レコーディング中にしていたんですが、そこで唱くんが気づいたのは、「・・ってことはですよ、『Waterloo Road』は、『All You Need Is Love』の後に出たってことですよねぇ。だって『All You Need Is Love』って1967年でしょう」ということ。

え? ・・・ってことは、世界初の衛星生中継で生演奏された『All You Need Is Love』を見ていたJason Crest、またはその関連人物が、「この曲いいじゃん、こんなの作ろうよ」と思い立って、『Waterloo Road』を作った、ということが考えられないでもないのです。そう思って聴くと、リズムの感じも曲の構成もとても似ているように思えてきます。

・・・ってことはですよ。1967年の『All You Need Is Love』をイメージして作られたかもしれない1968年の『Waterloo Road』が1969年にフランスで『Aux Champs-Elysées』になって1970年にカバーされたのが71年に日本でヒットして、それを2015年に『表参道』として出すにあたり、1967年の『All You Need Is Love』をベースにアレンジしたのです。これって、もしかして輪廻、じゃないですかぁ〜!?

カタカナで書いたほうがかわいいと思うので、もう一度書きます。

これって、もしかしてリンネ?

はい、というわけで、この曲について書きたいことはまだいろいろありますが、説明しすぎるのも逆につまんない気がしますので、このへんで。

なにしろ、新シングル『桜ナイトフィーバー/表参道』を長くお楽しみいただけることを希望します。

はい、明日のKくんとのライブはUstreamでも生配信されます。そして、【弾き語りばったり #19 今ここでエンジンさえ掛かれば】、今週末は函館です。よろしくお願いし松前漬け。

2015/03/03


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