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Friday Column

No.484

『写真で見るカザフスタン・アルマトゥイ 3』

【弾き語りばったり #19 今ここでエンジンさえ掛かれば】、13年ぶりの青森、そして今年3度目の仙台公演、楽しく終了しました。観にきていただけた皆さま、ありがとうございました。

さて、なんとなく更新が1週遅れた状態だということはわかっていながら、まだまだ続く4月の旅行記。今回はカザフスタンの首都・アルマトゥイでの3日目です。

Photo Albumを開いて該当番号をクソックながら見ていただきます。例によって写真上のチリやホコリは私のカメラの内部の問題なので気にしないでください。では、どうぞ。

【Photo Album】

4月20日(日)
充分に睡眠をとり、前夜の体調不良はどうやら回復したようでひと安心。今日はひとりで街を歩きます。

最初に、カザフスタンの通貨について。ロシア語表記では【тенге】で、ガイドブックにその読みは「テンゲ」と書かれてありますが、ちょっと微妙です。私のこれまでの経験上、ロシア語の【е】の発音は「エ」よりも、ほぼ「イ」に近く、【те】は「テ」ではなく「ティ」、いやむしろ「チ」と聞こえます。例えば【телефон(電話)】は「テレフォン」ではなく「チリフォン」です。つまり【тенге】をカタカナで表記する場合は、「テンゲ」ではなく「チンゲ」と書くほうが明らかにネイティブの発音に近いのです。私が見たカザフスタンのテレビのCMなどで価格を言う場合もまったくそう聞こえたので間違いありません。すいません、つい力説してしまいましたが、私が悪いわけではありません。とにかく、そんなカザフスタンの通貨【тенге/チンゲ】をポッケに街を歩きます。レート的には100チンゲ=70円くらいだったと思います。(01)

12:00。まずは、中央バザールへ。歩いても20分もかからない距離ですが、タクシーに乗ってみます。ロシアをはじめ、これまで訪れた旧ソ連諸国もそうでしたが、タクシーは基本的にいわゆる「白タク」です。路上で手を水平に出すと、普通に走ってる普通の車が停まります。そこで、行き先を告げて料金交渉をして乗ります。モスクワは大都会なので、どうやら市民よりはかなり高めの料金を払った感触が何度もありますが、他の旧ソ連諸国(トルクメン・アゼルバイジャン・グリジア・ベラルーシなど)はどこも、ガイドさんの言った通りの値段でした。法律的にどうなってるのかはわかりませんが、ガイドさんも「なんの問題もない」というので、それで成り立っているのでしょう。

というわけで、ホテルの近くの通りから乗りました。運転手さんが「キターイ?(中国?)」と言うので、「イッポーニャ(日本)」と答えると、「オー、イッポーニヤ! トヨタ、ホンダ、トーシバ!」と言いました。中央バザールまでほんの3分くらい、300チンゲでした。(02)

中央バザールには衣類・携帯電話など、建物の内外に小さな商店がギッシリ並んでいます。 (03〜05)

特になにを買うでもなくウロウロするうち、バザール内に小さな食堂をみつけました。【асхана/アスハナ】はカザフ語、【столовая/スタローヴァヤ】はロシア語、どちらも「食堂」を意味します。【умит/ウミット】は屋号でしょう。ここで昼食にします。(06)

出されたメニューは手書きの筆記体で、一瞬たじろぎましたが、一応お金かけて少しは勉強したロシア語なので、真剣に見れば読めるはず。果たしてメニューの半分くらいは、それがなんであるか判読できたと思います。で、私が注文したのは、上からふたつ目の【пельмени домашиние/ペリメニ・ダマーシニエ】。「ペリメニ」は小さい水餃子のようなもので、「ダマーシニエ」とは「家庭的な」という意味です。私的には「ペリメニ」=「水餃子」なんですが、あちら的には「スープ」のカテゴリーということもあってか、頼んでない食パンも出てきました。(07, 08)

予定どおりに軽めの昼食をすまし、さらにバザールを歩きますが、過去に見た旧ソ連諸国の中央バザール共通の、あのだだっ広い光景がないことに仄かな違和感を覚えながら外に出ると、あ、本当の中央バザールはあっちにありました。建物に大きくカザフ語で【кок базар/コク・バザール】、ロシア語で【зелёный базар/ズィリョーヌイ・バザール】と書かれてあります。アルマトゥイの中央バザールは「緑の市場」という呼び名みたいです。ってことは、さっきの大きいのは「中央バザール」に隣接したショッピングセンター、ってことだったんですかね。(09)

はい、これです、この景色。ダァ〜っと広い体育館のようなところに、野菜・果物・肉・魚、あらゆる食料品が売られ、その匂いが混じり合って、なんともカオスなスメルではありますが、これが旧ソ連諸国共通のバザールです。中2階はカフェになっているようです。(10, 11)

何も買わずに、次は歩いて数分のところにある【カザフ民族楽器博物館】へ。音楽家ですから見ておくべきです。弦楽器を中心とした古楽器が多く展示されていました。(12〜14)

博物館のすぐ隣は、昨日の午後も来た【28人のパンフィロフ戦士公園】。前回書き忘れましたが、【ゼンコフ正教会】はロシア正教の教会。純木造建築物としては世界で2番目に高いそうです。昨日ガイドさんが言っていたとおり、今日はイースターということもあって、【ゼンコフ正教会】前の広場は、カザフ人口の約2割強を占めるロシア人と思われる多くの家族連れで賑わっています。 (15〜17)

帰りはバスかトラムに乗ってみようと、地図を見ながら通りをぷらぷら北上しますが、なかなか着きません。ガイドブックの地図と、ホテルでもらった地図を見比べてみると、どうやらガイドブックの地図は南北の縮尺がかなり圧縮してあるようです。しかも、ガイドブックは北が上、ホテルの地図は南が上に書かれているので、混乱します。(18, 19)

思ったより歩いてトラムとバスの共通の停留所にやってきました。ガイドブックを信用して、ホテル方面へ向かう「6番」のトラムに乗ってみます。80チンゲ。(20, 21)

外の景色と地図とを真剣に見ていたつもりなんですが、うんん、どうやら降りるべき場所を通り過ぎてしまったようです。仕方がないのでもう少し乗って様子を見ます。その後2度左折してホテル方向に戻っているような気がしたので、なんかわかんないけど降りました。(22, 23)

地図で通り名を確認しながら、ソ連式のアパート群を横目に、そうであろう方向に歩き、15分くらいで一昨日の女子大が見えてきて、なんとか現在位置を確認できました。16:00、ホテルの前には【минимаркет/ミニマーケット】と書かれた、その名のとおり小さな商店があり、ここでシャシリク味のポテトチップを買い、部屋に戻ってビールを飲みます。今思えば、235チンゲ=170円は、思ったより高めですね。(24〜26)

ホテル内のビジネスセンターのパソコンで『ローマ字コラム』を書いて送り、いや、それは前日だったか、記憶が定かでありませんが、ま、とにかく、19:00、晩食に出かけます。一昨日の歩行者天国へ今度は迷うことなく歩き着きました。【McDoner/マクドネル】というそっくりロゴのドネルケバブ屋さんがあり、ストリートミュージシャンがダミ声で熱唱。ナウなヤングが取り囲んでいます。(27〜29)

一昨日なんとなく目星をつけていたレストラン【Керуен/キルエン】に入り、豚肉のグリルとビール&グルジアの赤ワイン。基本イスラム教のカザフで豚肉が食べれるのは意外でしたし、思えばインドでのメニューは鶏肉と羊肉ばかりだったし、見ちゃった以上食べたくなって食べました。たいへんおいしゅうございました。(30)

はい、そんなアルマトゥイでの3日目。こうして振り返ってみても、な〜んにもしてないんですけどね。知らない街をひとりで歩くのはそれだけで楽しいですし、すごく消耗します。

さぁ、明日はいよいよメインの目的地、タジキスタンへ飛びます。

2014/11/21


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