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Friday Column

No.463

『毛主席危机一发』

いきなりすみません。以前、このような写真を掲載したことがあります。これは、蟻群によって建立されたトカゲの墓。この後、蟻群はこのトカゲを跡形もなく食べ尽くしました。

そして、今朝、同じ場所でこのようなものを発見しました。

これらはなんでしょう? なんらかの種子でしょうか。いやしかし、どこか人工的に見えてなりません。少し視野を広げてみると、傍らにこのようなものがありました。

なんでしょう? なんらかの小枝でしょうか。いや、その形状・色合いから、人工物であることは明らかです。ふと見ると、少し離れたところにこんなものが。

お、これには確かに見覚えがあります。ははぁ、わかりましたよ。あれですね。

見つけました。そう、【黒ひげ危機一発】です。1975年に発売され、翌年、テレビ番組【クイズ・ドレミファドン】のコーナーで使用されて、一躍有名になった【黒ひげ危機一発】。その後、数度のモデルチェンジを繰り返し、また1990年からは【POP UP PIRATE】という名で海外でも販売されています。発売30周年にあたる2005年には、シリーズ総出荷数1,000万個を越えたという、国民的遊具です。

冒頭の種子と小枝は、この剣群のつなぎ目だったということが明らかになりました。

とても懐かしく思い、樽を手に取ってよく見てみると、なにやら注意書きがありました。

「上からのぞかない。」命令口調です。95年のPL法施行後に書かれたものでしょう。上から覗いている時に黒ひげ人形が跳ね上がって、小さいお子さんが目などをケガしたりなんかしたら、製造業者の損害賠償責任問題になることを回避するための文言でしょう。しかし、自然に考えると「覗き」の対象は「穴」であるはずで、そこに黒ひげ人形がある場合、それは「覗く」ではなく「見る」であるはず。だとすると、上からのぞいている時に、黒ひげ人形が跳ね上がって小さいお子さんが目などをケガする、ということは起こりえないはずです。「覗くな」と言われれば覗きたくなるのが男の性ですから、覗いてみましたが、興奮すべきことは何も起こらず、目をケガすることもありませんでした。

反対側にはこんなことも書かれていました。

「黒ひげくん人形以外は入れないでください。」まず、訂正すべきは、この人形は、先ほど私が書いた「黒ひげ人形」ではなく、「黒ひげくん人形」であるそうです。先ほどのような命令口調ではなく、敬語で書かれていることから、「黒ひげくん人形」以外のものを入れてはならないのは、PL法による責任回避ではなく、あくまで製造者としてのポリシーというかプライドであるような気がします。

「以外のものを入れないでください。」と言われたら、「以外のもの」を入れてみたくなるのが男の佐賀です。ここに何を入れてみるのが最適か、自分の部屋に戻っていろいろ探してみましたら、ちょうどいいサイズのものがありました。

毛沢東主席像です。中国・北京の天安門広場にある【毛主席纪念堂】でしか買うことができないオフィシャルグッズです。

【毛主席危机一发】 その発音をカナで表記すれば「マオズーシィウェイチィイーファ」。なにやら、政治色の強い遊具になりましたね。そのあたりのことに興味を持っている人と一緒に遊んでみたいものです。しかし、重くてあまり高く飛びそうにありません。

2014/06/15


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