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Friday Column

No.200

『200という数字でどこまで盛り上がれるか』

はい、BAND LIVE TOUR 2009【じゃぁ、スイスの首都は?】ツアーまっぱだかです。東京公演を観に来てくださった皆さま、ありがとうございました。お楽しみいただけましたでしょうか。

さぁて、いやいやいやいや、何を隠そうなんにもかくしてない、この『金曜コラム』も回を重ねて200回です。毎週毎週の口からデマカセ書き流しにおつきあいいただきありがとうございます。

さて、今回は【200】という数字についてあれこれ考えてみようと思います。と思ったんですが、なんでしょう、パッと思いつきません。なんかなぁ〜い、とインターネットで「200」をキーワードに闇雲検索してみたところ、トップに出てきたのは『アンデルセン生誕200年アジア事務局』。なんだか微妙な事務局ですね。しかしあまり興味がわきません。そういえば私が紅白歌合戦に出場した1991年は“モーツァルト没後200年”ってことで、モーツァルトの衣裳とヅラで出たんですが、あん時の演出はツラカッタっすね、今だから言いますけど。当時の私の担当者が私の意向をキッチリNHKさんに伝えなかったのがいけないんですけどね。1コーラス終わったあたりからチビッコや動物の着ぐるみがうわぁぁぁぁって乱入してきて、風船バンバン振りまわしながら大ユニゾンしてました。「ってゆうかオレ、モーツァルトなんすけど、みなさんはどちらの・・?」って感じで心は半泣きでしたよ。

「200」の検索結果、次にあったのは『中古車情報 ローバー200』、イギリスの車でしょう。うぅぅん、これも興味がわかんかなぁ。せっかくなので【rover】って単語を調べてみたら「放浪者」という意味でした。ROVERっつったら『Mini Cooper』ですよね、と思って一応調べてみたら、ROVERはBMVの傘下に入ってたんですね。新しいMINIはさほどミニでもないですけど、よく見かけます。「ミニクーパー」ってことでナンバープレートを「3298」にしてる車も複数見たことがあります。ついこの間はナンバーが「3232」のミニクーパー見かけました。でもやっぱ女性が“ミニ”に乗る以上は“ミニ”はいて乗ってほしいですよね。どこまでも後をついて行きたいと思います。

そして検索結果5番目あたりにやっと興味のわく『200系』ってのがありました。鉄道の車輛の形式です。東北・上越新幹線のブルースカートに細めのグリーンラインのやつが「新幹線200系」です。それからJR中央線快速のオレンジの車輛は「国鉄200形」。最近はシルバーステインレスにオレンジラインの「233系」ってやつに移行したらしいんですが、もう昔の「200形」は走ってないんでしょうか。私はやっぱ国鉄時代のほうが好きですね。最近のはなんかどれも同じ感じでね。でも「233」って素数だから良しとします。

だからなんなんだ、って感じでしょう。盛り上がんないですねぇ「200」って。方向性を変えましょう。

イタリア語で【200】は【due cento】、発音はそのままローマ字読みで「ドゥエ・チェント」でバッチリです。フランス語では【deux cent】、見た目はイタリア語と似てますが発音は難しく、無理矢理カタカナに置き換えるなら「ドゥ・ソン」。その「ソン」も「サ」と「ソ」の間くらいで、「ン」も鼻先に甘く抜けるような「ン」。フランス人のように鼻先がとんがってない日本人には難しい発音です。【cento】も【cent】もラテン語の【100/centum】の現代形だと思います。

ちなみにイタリア語で【100%】は【cento per cento/チェント・ペル・チェント】と発音します。つまり「100に対して100」という、そのまんまな言い方なんですね。【85%】は【ottanta-cinque per cento/オッタンタチンクエ・ペルチェント】で、【55%】は【cinquanta-cinque per cento/チンクワンタチンクエ・ペルチェント】、【45%】なら【quaranta-cinque per cento/クワランタチンクエ・ペルチェント】です。これらもこのまんまのカタカナ発音で充分通じますからイタリア語って楽しいでしょう。フランス語も成り立ちは同じで【100%】は【cent pour cent/ソン・プル・ソン】ですが、【45%】は【quarante-cinq pour cent/キャホンサン・プルソン】、【55%】なら【cinquante-cinq pour cent/サンコンサン・プルソン】、【85%】なんて【quatre-vingts-cinq pour cent/キャトゥヴァンサンク・プルソン】です。しかもこのようにカタカナで発音したところでキャトヴァンディズヌフ・プルソン通じませんから、発音すればするほど盛り下がるというわけです。

この「100に対して」という【per cento】や【pour cent】が、アメリカ英語では【percent/パーセント】という1語になりました。私たちがなんら意識せずに使っている【%】という記号、これはもしかするとアルファベット小文字の「c」と「p」を筆記体で続けて書いたものが記号化されたのではないか、という私が90年代後半に思いついた説もあながち外れてはない感じがします。

もひとつちなみに北京語で【100%】は【百分之百】。その発音をあえてカタカナで表すなら「パイフンツパイ」。その「パイ」もどちらかというと「バイ」寄りの「パイ」で、「フン」も「フェン」ががった「フン」で、「ツ」っつったって「ツー」と「ズー」と「ツィー」と「ズィー」の真ん中みたいな「ツ」で、そこにさらに音の上げ下げ(四声)がからんできますからイヤになりますね。どうあれ、パッと見で理解できるように【百分之百】=「100分の100」、イタリア語・フランス語と同じ言い方です。

そう考えると【percent/パーセント】という英語が私たち日本人にとってなんら意識することもない常用単語になっていることがなんだか不自然に思えてきます。自国独自の言い方が【百分の百】だとすると、これからオレはそっちでいこうとも思います。

というわけで内容がないまま軽くウンチクに流れてしまった第200回ですが、ウンチ流さないよりはマシだと思っていただき今回はこのへんでお開き。イキな写真もなくてごめんなチャールズ皇太子。

今ごろ気がつきましたが、前回199回が素数回だったんですね。素数好きの私としては前回こそ数字で盛り上がるべきでした。190台は素数が4つもあったのに、この次の素数は233、半年以上も先の話です。ま、いいですか。とにかくライブツアー楽しんでます。日曜日は神戸公演、よろしくお願いしま海浜水族園。

あ、先週のクイズの答えは『ブルースハープ』でしたけど特に意味はありません。

2009/03/13



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