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Friday Column

No.106

『写真で見るベトナム・ハノイ 徹底ガイド』

気がつきゃこのサイトも開設から丸2年が経ちました。これからもおもしろいオフィシャルサイトにするべく日々取り組んでいきますので、なにかにつけてちょくちょくお覗きいただけることを希望します。この“お覗きいただく”ってフレーズ、生まれて初めて使ってみましたが、なかなかいい響きですね。言われてみたいです。

さて、先週に引き続きベトナム・ハノイの旅行記です。ツヅキモノなのでタイトルは『ハノイ ナウ! Season 2 〜自転車に乗る〜』にしようと思ってたんですが、『ハノイ徹底ガイド』って書いとくと、これから旅行に行こうと思って検索する人が間違ってひっかかっちゃったりするとおもちろいかな、と思ったんでそうしてみました。なんつたってサイト開設2周年ですから、知らないお客さんを取り込まないとね。なのでまずは上辺だけでも観光ガイドを。写真も多めです。

これと言った観光の目玉はあまりないハノイですが、ベトナムの民族的英雄ホー・チ・ミン主席の永久保存処置を施された遺体がガラスケースに安置されている『ホー・チ・ミン廟』はやっぱ見ておくべきでしょう。北京の『毛沢東紀念館』、モスクワの『レーニン廟』、そしてここハノイの『ホー・チ・ミン廟』と、社会主義国の歴史的指導者の3大永久保存遺体をすべて見ているのは数多い日本のアーティストの中でも私くらいでしょう。ホー・チ・ミンは今回が2回目ですが、レーニンなんてもう3回も見てます。立ち止まるのもしゃべるのもダメという、あの独特の冷たい緊張感がたまりません。


日曜日は国内外の観光客で長蛇の列

ハノイは食べものもおいしいですよ。ここ数年日本でも人気の米麺「Pho/フォー」の本場です。他にも、太めの春雨みたいな「Mien/ミィェン」、細ちぢれ中華麺「My/ミー」、米のビーフン「Bun/ブン」など、街のあちこちでホイホイ食べれます。5月7日(月)の朝は、蒸してほぐした鶏肉が入った春雨スープ麺「Mien Ga/ミィェン・ガー」にライムをブリブリしぼって食べました。


どんな時も三脚セルフ撮影は怠らない

さぁ、ここからが今週の本題、自転車に乗ります。今回の旅行では“自転車に乗ろう”となんとなく決めて来てはいたんですが、ハノイの凄まじい交通状況を目の当たりにすると、うぅぅ〜ん、どうも自転車乗る気にはなれないというよりは“乗れる気がしない”って感じです。ベトナムの車道は日本と逆の右側通行ですが、左右逆に書くとここから先の描写が感覚的にわかりにくくややこしくなるので、イメージしやすいように日本式の右左で書きます。車道を走るのは8割方がオートバイで2割が車、そのすきまを自転車がツーッと走る感じ。信号は思ってたより多くあるんですが、左折車は信号の赤青に関係なく曲がってきますので歩行者だって気は抜けません。また右折車線や時差式信号もありませんから、右折をする場合は対向車を斜めにかわしながらのクイックターンという高度な技術と判断力と勇気を要します。しかも信号は一律20秒で変わりますから、おっとり待っていると交差車線からのバイクが一斉に攻めてくるというわけです。そんな信号だって“思ったよりある”と書いたのはあくまで大きな交差点での話、ですから信号や横断歩道の有無にかかわらず人は道を横切り、バイクは人をなにげなくよけながら走る、といった感じで、極めてヒューマンセルフィッシュでフリースタイルなトラフィックコンディションなわけです。


青になったら一斉にダッシュ

ね、ちょっと読んだだけでも無理っぽいでしょう。「自転車と思わずバイクだと思って乗ればいいんだよ」とも考えたんですが、スタートのスピードが違いますから、バイクと同じ動きはできません、自転車は自転車です。しかし“自転車に乗る”と決めてきた以上、ここで乗らないのは“負け”というか“弱虫”というか、そんな気分に苛まれるもんですから、いやしかし、ツアー終わったからってすっとぼけ休暇でベトナム行って、事故に巻き込まれて手ぇ折っちゃいました、なんてのは話になんないですからね。いや、それでも、私は敢えて自転車に乗るのです。なにしろ私には多くの皆さまが毎週楽しみにしてくれているであろうこの『金曜コラム』をより読み応えのあるものにしていかなければならないという重要な使命があるのです。芸能生活20年を越えるアーティストがベトナム・ハノイから帰ってきたコラムが「生春巻がとってもおいしくて、かわいい雑貨もたくさんみつけちゃいました、なんてったって安くってカンゲキ!」だったらどうします?、悲しいでしょう、ねぇ。だから、乗りましたよ、自転車。

ホテルのフロントで貸し自転車はどこにありますかと聞くと、「Hang Bac St. / Dinh Liet St.」と紙に書いてくれました。お、昨日行ったあたりだ、ってことで昨日と同じバスに乗って旧市街へ。レンタルバイク屋さんがいくつもあり、自転車を貸してる店もすぐにみつかりました。で、なぜか、レンタルバイク屋さんはクリーニング屋さんも兼ねています。安宿が多く、バックパッカーが集まる地区なので、もともとクリーニング屋さんがバイクを貸すようになったのかもしれません、逆に。


貸し自転車屋を発見

値段を聞くと「1day = 1USD」。「Vietnam Dong ?」と聞くと「15,000ドン」、だいたい110円くらいです。書類に名前とパスポートナンバーと滞在ホテルとルームナンバーを書くと、用意されたのは目の前に置いてあったカゴが割れかけてるママチャリでした。こっちはこっちで自転車に乗ることにかなり気合いが入ってたんで、なんだか拍子抜けしましたが、まぁそんなもんでしょう。真っ昼間で日差しも強かったので、なんとなく帽子がほしいかなぁと思っていたら、傍らに粋なハノイ帽が2USDで売ってたんで「これも」と指差し、自転車とハノイ帽で計45,000ドンを払うと、「Stop, Lock」と自転車のカギを渡されたので「カムーン(ありがとう)」と言いました。ちなみに【世界カタコト協会】主宰の私ですが、ベトナム語はまったくわかりません。かろうじて「シンチャオ(こんにちは)/カムーン(ありがとう)/タンビエット(さようなら)」をガイドブックに書いてあるとおりに言ってみるだけで、ちゃんと伝わってるのかもわかりませんが、まぁ、最低限の礼儀ですからね。というわけで、出発です。

自転車に乗るのは2005年10月の大島以来、外国では96年の北京以来11年ぶりです。とりあえず旧市街を適当にグルグル走り、自転車感が戻ってきたところで、なんとなくでも目的地を設定したほうがいいな、と、ガイドブックを見てみると、あのエッフェル塔を設計したギュスタヴ・エッフェルさんが設計した「ロンビエン橋 (Cau Long Bien)」ってのがあったんでとりあえずそこを目指すことにしました。


旧市街をグルグル

地図を見ながらそっち方面に走り、橋のたもとまで来たはいいんですが、橋の入口が大きい通りの反対側にあって、どう考えても横切って行くというわけにはいきません。とりあえず大通りの反対側に出なくてはとTran Nhat Duat通りを南下してみますが、Uターンする場所はないどころか、反対車線とはどんどん高低差がついてきました。結局1kmくらい南下してやっとUターン場所をみつけて、ロンビエン橋方向へ戻ります。これがまたデカい通りで、大型トラックやバスがビュッンビュンぶっとばす中を「だからヤだって言ったんだよぉ〜」みたいな感じでシャカシャカ北上し、やっとロンビエン橋の入口にたどり着きました。


やっとたどり着いたロンビエン橋入口

旧市街の北側から紅河にかかる全長1,700mのこの橋は1902年に完成しました。中央に鉄道が走り、その両側がバイクと自転車用の道路、車道はありません。途中何度か写真を撮って、向こう岸に着いたら公園のベンチに座って水を飲んで、気の弱い田舎の中学生のようにさっさと戻ってきました。だって、たいへんですよ、橋渡って戻ってくるだけで、なんでかわかんないですけど。


田舎の中学生(でも44歳)

とりあえずロンビエン橋は渡ったってことで、次の目的地は『地球の歩き方・ベトナム』の巻頭写真にもなっている「ハノイ大教会(セント・ジョセフ教会)」です。今度は街の中心部を走りますが、これがもう、ホント、ねぇ、なんてたって先にも書いたような交通状況ですから、地図上ではハッキリそこだとわかっているハノイ大教会を目指そうにも、曲がりたくても曲がれない、戻りたくても戻れないって感じでバイクの波に流されるままいつまでたっても教会にはたどり着かず、ちょうどアレですよ、免許とりたてのお嬢さんが「いやぁ〜ん、右折できな〜い」って半べそかきながらなんだかわかんないけど3回左折しちゃうみたいな、そんな感じですよ。で、気がついたらあらららら結構離れた自分のホテルの前に戻ってましてね、もうトホホです。気を取り直して地図を開き、如何に右折せずに行くかという道順をあみだして、今度こそやっとたどり着きました、ハノイ大教会。着いたってってだけでもう充分満足です。


もう充分だろう

ここまで約3時間。もうボロボロです。いや体力的にじゃなくて、精神的に。自転車のっただけで精神的にボロボロになるってのも初めての経験でした。思えば北京は走りやすかったなぁ。でももう6年も行ってないんで変わってんでしょうけど。そんな感じでこれまた必死こいて旧市街に戻って事故にもあわずなんとか自転車を返却。


ボロボロながらも無事返却

いやぁしかし、旅行は楽しいです。先週今週とお読みいただいた皆さまには「ベトナムってなんだかえらくたいへんそうなとこだなぁ」という印象を与えてしまったかもしれませんが、じぇんじぇんそんなことはありません。市の中心部にはフランス統治時代の美しい建築物が多く残り、南西部には近代的なビルが建ってきてますし、ショッピングセンターだってちゃんとしてます。食事も楽しいですし、なんつたって人がやさしい。みな物静かで知的です。通りを走るバイクの波や車のクラクションとは裏腹に、街の食堂もバスも満員だとしてもシーンとしてますから。観光客と見てもボルという発想がないのもステキです。バイクタクシーなんかの客引きのお兄さん方も「No」と言えばサラッと引き下がります。ね、いいでしょう、ベトナム。直行便も結構多く出てますし、短期の旅行にはオススメです。ぜひ、どうぞ。

2007/05/25

※文字バケを避けるため、ベトナム語の発音記号は省略しています。



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