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Friday Column

No.036

『43ちゃいの初体験』

コラムNo.025にちらっと書いた私の映画初出演の話、1月12日情報解禁になりましたのでお伝えします。出演する作品は、北村龍平監督の『LOVEDEATH』。私は映画にはさっぱり疎いので、お話をいただいた当初はピンと来ませんでしたが、映画好きの方には「おっ!北村龍平」といった感じなのでしょう。主な出演者は、武田真治、NorA、船越英一郎、大友康平、IZAM、寺島進、池内博之、川村かおり、杉本彩、泉谷しげる、吉岡美穂、船木誠勝(敬称略)と多彩で、私も含めてミュージシャンが結構います。武田真治くんもミュージシャンでもありますしね。

で、そもそもなんで私がこの映画に出ることになったのか、ということですよね。私もまったく面識のない監督から、しかもほぼ未経験である役者としてのお話をいただいた時は単純に「ホワ〜イ?なんで?」とキョトンとしましたが、そのあたりの流れを聞いてみると、北村龍平監督は昔から私の音楽を好んで聴いてくれていたようで、去年の秋頃もたまたま北村監督の中でなんとなく“KANブーム”な時期で、車に私のCDを何枚も入れて聴いてくれていたそうで、そんな時に唯一まだ決まっていなかった「医者」の役を誰にするべきかと考えていたところ、ふと「KANさんが演ったらどうなるだろう? うん、いいかもしれん。そうだ、医者はKANさんだ。ダメもとで打診してみよう」ということになった、ってことなので、私の音楽を昔から聴いてくれているという映画監督直々の打診をあっさり断るほど私も失礼な人間ではないので、「演技に関しては全く才能ないですよ、はじゅかち〜くらいセンスないですよ、それでもどうしてもとおっしゃるのであれば」と返答したところ、「ぜんぜんだいじょぶです、是非お願いします」ってことだったので、「こんな私でよろしければ」とお受けしました。

10月中旬、高井戸の撮影場所でお会いした北村龍平監督は、温和な笑顔の大柄な人でした。『あずみ』『スカイハイ−劇場版−』『ゴジラ・ファイナルウォーズ』などで最近の日本映画界でにぎわせている監督は「U2」や「Brian Adams」が好きで、御自身もかなり本気でバンドをやっているらしく、この『LOVEDEATH』を完成させたあとには、90年代バンドブームの青春映画『Bandage』を撮るそうです。仕事させていただくのに監督の作品を見たことがないというのは失礼だと思い、数多く発売されている作品の中から『ゴジラ・ファイナルウォ−ズ』を選びDVDを買って観ました。

で、私が出るシーンの撮影は2005年10月28日からの5日間、大島に滞在しました。昼間は荒野のシーン、夜はスナックを「組の事務所」にしたセットでの撮影です。私の役は船越英一郎さん演じる「やくざの親分」の幼馴染みでややいんちきくさい「医者」。唯一親分に意見できる立場の役どころです。私の出るシーンはトータルでもほんの数分なんですが、船越さんは初心者の私にカメラが廻る寸前まで何度も間合いの練習をさせてくれました。「KANさん、練習しましょう」と言うわけでもなく、ただなんとなくセリフを言いはじめるんです。で、私がそれに掛け合う、というのを、なにげなく繰り返してくれたおかげで妙なNGを出すこともなく撮影は進みました。さすが船越英一郎、ふところのでか〜い感じの方です。撮影は偶然にも私の初のライブビデオ『東京ライブ』を撮ってくれた金谷宏二さん、13年ぶりの再会でした。

大友康平さんも同じ音楽家である私にたいへん気を遣ってくださいまして、夜は5日中3日、大友さんに誘っていただき、軍団の子分みなさんと毎回ちがう小さなスナックで酒を飲みました。劇中の大友さんは「やくざの若旦那」でその子分が5人いるんですが、夜のスナックでも劇中と全く同じ構図で酒を飲む感じがとてもよかったです。軍団のみなさんも私にすごく気を遣ってくれます。ほとんどの人が初対面で、しかも全く経験のない現場なので、いい加減なギャグを垂れ流す場面もなくおとなし〜私を、軍団のみなさんは“冗談もエッチなことも言わないすごく真面目な人間だ”と思ってしまったようで、最初は多少戸惑いましたが、よく考えればそのような扱いを受けることは人生でめったにないことだと気づき、そう思うと真面目人間扱いが妙に心地よくなってきたので、そのまま通しました。私の大島最後の夜はカラオケスナック。すごく久しぶりのカラオケで、私の曲がどのくらいあるのかと見てみると、結構そろってるんですね。だって、「焼肉でもいきましょうよ」や「甘海老」、「いっちょまえに高級車」まであったのにはビックリしました。で、私は「牛乳のんでギュ−」をじとっと歌い、最後は大友さん、他のお客さんがいなかったこともあり、カウンターの中に入って「ff」を熱唱。いやぁ〜、さすがです。ママがひとりでやっている大島の小さなスナックなんですが、その歌はドーム級でした。

主演は武田真治くんと、NorAさん。武田真治くんはテレビで見て受ける印象そのままの静かでプレーンな青年です。でまたこのNorAさんってのがいいんですよ、独特のアトモスプヒアでね。「弾き語りばったり #3」初日のO−EASTに北村監督といっしょに観に来てくれました。

で、つい先日14日に私の演じたシーンのアフレコを済ませ、私のやるべきは全て終了しました。そんな私の初ちょい出演の映画『LOVEDEATH』は、今年の夏に劇場公開予定だそうです。が、その前に2月24日、『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』でお披露目ということです。

劇場公開、DVD発売などの詳細が決定したら、『最新情報』内でお知らせしますので是非、観てみてください。いやぁ、でもね、はじゅかちぃと思いますよ、私の演技、43ちゃいの初体験。監督は「いやぁ〜、KANさん最高ですよ。なんともいえない存在感ですよ」と言ってはくれるんですが、はぁ〜、はじゅかちぃと思うなぁ〜。

北村龍平監督オフィシャルサイト http://www.napalmfilms.com/
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 http://yubarifanta.com

2006/01/20


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